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恋愛フェイズ レビュー

恋愛フェイズ 70 ~イチャラブもある抜きゲーとしてなら……~

半年間放置してごめんなさい……。ブログのデザイン変えてみました。

なんというか、「イチャラブってのが流行ってるから、俺らも作ってみるぜー」みたいなノリで作ったら、微妙なものが出来てしまった。そんな印象を受ける作品だ。ルート間の出来の差が激しく、100点満点でいうと、
霞   65
ゆき  75
鈴羽  45
こころ 30  
こんな感じか。下の2キャラ目当てに買うことはおすすめできないが、僕は上の2ルートはそれなりに楽しめたので、主要なイチャラブゲーを全てやってしまったとか、声優や原画の信者の人ならまあ買ってみてもいいんじゃないかと思う。Hシーンは多いので、イチャラブもある抜きゲーという感覚で買うのがいいだろう。

ルート間の出来の差が激しいのでひとつずついこうか。まずこころルート。共通ルートが終わった瞬間に即告白、即H、その後Hしまくって終了。そんなシナリオです。はい。ご丁寧に中盤からシリアスの伏線まで入れてくれるのは涙が出るほど嬉しいね。いちおうイチャラブっぽいイベントもないではないのだが、それがすぐにHに繋がってしまうのも最高だね。例えばこころルートの序盤はどんな感じだったか。初Hの翌日、学校から帰ってこころの部屋に。イチャラブか……と期待していると、じゃれあいの末こころが噛み付いてきて、可愛いなーと思っていると、主人公が「こんなにくっついていると昨日のことを思い出す」とかなんとかで即H。その翌日、デートに行くことになってとりあえず商店街をぶらぶら。どこに行くのかなーと思ってると、ちょっとじゃれあった後の主人公の独白がこちら


ほんのり頬を赤らめた横顔を見ていると胸の奥から温かい気持ちが膨らんでくる。
俺やっぱりこころのこと好きなんだな……・
この気持ちを忘れたことなんてないのに改めてそう思ってしまった。
その気持ちが触れ合う手の温もりと混じってムラムラとした熱いモノへと変わっていく。

それからいきなり外Hですわ。なにこれ。3行目と4行目の間にいったい何があったんだよ。
何があったんだよーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
この構成はイチャラブゲーというよりはむしろ出来の悪い抜きゲーに近い。

鈴羽ルートも、こころより若干非エロイベントが多い気もするが、まあたいして変わらない抜きゲー構成ですわ。シナリオの内容も、主人公が「いつまでもすず姉に甘えてちゃだめだ」と序盤にすず姉にプレゼントを渡す決意をするのだが、終盤までプレゼントの内容が決められずにずるずる悩み続け、やっとプレゼントが渡せてエンディングという……非常に前衛的なプロットになっている。

この2ルートは、もはやイチャラブシナリオを書こうという意志すら感じられないクソである。まあこうなった原因はHシーンの数が多すぎることもあるだろう。本作は一人あたり10以上もシーンがあり、それを本編に全部入れるとHしてるだけのシナリオという印象になってしまうのである。

霞ルートは、これもほとんどのイベントのオチがHに繋がっている抜きゲー構成ではある。……が、ここは逆に考えるんだ。イチャラブもある抜きゲーだと考えるんだ。そう考えると、このシナリオは最初に引用したような酷いイチャラブカットはあまり無く、こころルートよりもイチャラブの量が多いこともあってなかなか楽しめるシナリオだと言えるのではないだろうか。まずこのシナリオにはちゃんと恋人感が出ている。付き合うまでの過程も共通含めてわりとちゃんとしているし、付き合った後もヒロイン視点描写等を使ってヒロインの心情をちゃんと表現できている。そのおかげで抜きゲーとしてはなかなかのイチャラブでニヤニヤ出来る。鈴羽ルートのゴミとは違ってちゃんとした物語性もあって、ツンデレでいつも主人公に憎まれ口を叩いている霞がだんだん素直になっていって、最後には自分が一度も主人公に「好き」と言っていないことに気づいて、それを伝えて本当の恋人になれました、という感動(?)のシナリオである。これは抜きゲーのシナリオとしては良く出来ていて、主人公にツンツンしている霞ちゃんをHで攻めて、Hの間だけは素直になっちゃうのがエロくてたまらん。もちろんこれがイチャラブゲーだったら、最後に素直になるとかいうシナリオはダメで、物語の中盤で素直になって、ツンツンしているイチャラブと、素直になったイチャラブの一粒で二度おいしいシナリオを目指すべきだと思うが、あくまでこれは抜きゲーなので……(現実逃避)。

最後のゆきルートもイチャラブもある良く出来た抜きゲーだと思えばいいんじゃなかろうか。萌えゲーとしても5年前ならイチャラブ良作として十分認められたレベルではある。付き合うまでの過程は短いがしっかりしていて(当社比)、告白からのゆきの嬉しそうな様子とか、恋人になってからのやりとりもよく書けている。ゆきはなんというか普通っぽい女の子なんだけど、なんというか正統派に嫁って感じがするヒロインなんだよ。付き合う前から距離の詰め方が近い感じだったけど、付き合った後は距離の近い気安さと、主人公が何をしても許してくれそうな優しさがたまらない。ゆきとのたわいもないやりとりでゆきが喜んだり、笑ったり、拗ねたり、あああああ可愛いよおおおおおおお。なんというか自然体で会話してる感じが霞と対照的で素晴らしい。Hに関しても積極的に色々してくれるところが抜きゲーシナリオとして良いよね。萌えゲーのヒロインってHになると人格変わる人多くありません?まあそれが霞ルートみたいにうまく作用することもあるんだけど、ゆきルートは日常の関係性のままHするのがいいね。例えばパイズリシーンでは
「今日は、その、任せてくれないかな」
「えとね……その……わたしがあなたのこと…気持ちよくしてあげたいから…」
「ねね、こういうのは、どう?」
「我慢なんてしないでいいよ?気持ちよかったら、いっぱい気持ちよくなってほしいな?」
あああゆきエロいよおおお。これはHシーンでもイチャラブ感が出ているということでもあるんだよね。(詳しくは後述)
ここまで書いているとなんかゆきルートは現代基準でも良作だったんじゃないかという気がしてきた。このシナリオの欠点の方も書いておくと、まず今までの欠点を引き継いだ、エロばっかの構成だ。霞ルートもそうだが、ほとんどの日常シーンのオチがエロで終わるため、先が読めたり、「またエロだよ……」とうんざりしたり、まああまり良い構成ではない。ただイチャラブの量自体は他のルートと比べて体感で多いような気はする。もうひとつの欠点はこのシナリオの物語性の無さである。ただイチャラブしてHするシナリオが続いて、どう終わらせるのかと思っていたら、最後のHシーンの後にいきなり感動風のBGMが流れて、「ずっと一緒にいようね」とか言い出してスタッフロール。なにこの打ち切りEND、俺たちのイチャラブはこれからだ!……その後エピローグでプロポーズ&ゆき妊娠。……うん。とりあえず妊娠は要らなかったね。正直学生が妊娠しても微妙な気分になるだけですわ。とりあえずイチャラブシナリオをどう終わらせればいいかわからなかったんだろうなあとは思った。
このような物語性の薄さもあって、なんというか主人公とゆきのイチャラブが表層的なものに見えるようなところはある。こころなしか日常シーンの中にも、ゆきと主人公の心が本当に通じあってはいないことを暗示するようなシーンがけっこうあった気がする。ゆきが「わたしが何考えてるかわかる?」と聞いて答えられないシーンとかね。その点霞シナリオはヒロイン視点描写を使ったり、最後に好きっていって本当の恋人になるみたいなギミックを使って、霞の思いの深さを表現していたと思う。もちろん最後に本当の恋人になるみたいなシナリオは、じゃあそれまでのイチャラブはなんなのよということになるから、中盤にやって欲しかったんだけど。

まとめると
こころ 出来の悪い抜きゲ 
鈴羽  上に同じ
霞   イチャラブゲーとしてはダメだが、抜きゲーとしてならなかなか
ゆき  イチャラブゲーと考えてもそこそこ良い

総評としては、こんなゴミ(こころルート)が交じるなんて品質管理がなってない、戯画さんの製品を今後買う気にはならないなー、という個人的な感想はともかくとして、霞ルートとゆきルートはなかなかイチャラブやエロを楽しめるシナリオだった。エロが多いのが好きなら買ってもいいんじゃないかなあ。僕としては不満こそ多いものの、良い方の2ルートが終わった後は良い気分になれたし、まあギガマインではなかった。ただ全体的にシナリオのボリュームが定価にしては少ない気がする。イチャラブとしては序盤から付き合い始めて、変なシナリオ要素が入ってない分そんなに気にならないが、こころ、鈴羽ルートはエロをスキップすると1時間で終わるくらいので注意。

エロ
このゲーム、イチャラブゲーとしてはいろいろダメだが、イチャラブエロのある萌え抜きゲーとしてはそこそこいいんじゃないかと思う。イチャラブエロとは何かという話をする前に、まず萌え抜きゲーはヒロインが可愛く描かなければならないという前提を共有したいのですが、よろしいでしょうか? よろしいよね? だからHシーンを連打するだけのこころ、鈴羽ルートは萌え抜きゲーとしても出来の悪いということをわかっていただけるよね。だから両ルートのHシーンの内容についてはここでは語らなくていいよね。決してめんどくさいとかそういう理由じゃなくてね。こころルートのエロは全体的に尺も短くて微妙だとは思った。
イチャラブエロというのは、なんというか主人公とヒロインの関係性ややりとりでエロくしていくHシーンのことで、ぶっちゃけ今適当に考えた造語です。要はヒロインの日常のキャラクター性に嵌ったエロを書いてほしいということです。
具体的にゆきのHシーンを見ていくと、まず序盤から積極的にこちらを攻めてくるのがいい。先に引用したパイズリシーンような、日常での恋人としての距離感を維持したまま攻めてくるシーンがたまらない。初めて入ったラブホに入るシーンでも、場所に気後れすることなく、むしろ積極的に主人公を攻めてくるのがエロいよおお。
「もうかっちかちになってるよ? わたしの中に早く入れたいって言ってるのかな?」
「そうだよね、わざわざホテルに近い場所を選ぶくらいだもんね」(主人公がデートでディナーに選んだ店のこと)
「せっかくのクリスマス・イブなのに、もうちょっとムードがあってもよかったんじゃないかな?」
「ふふっ、でもね、わたしも…したかったから、別に怒ってるわけじゃないよ」
「でもー…ちょっと意地悪しちゃおうかな?」
「中に入りたがってるあなたのおちんちんを……入れてあげないっ」
このあと素股攻めをしてくるんだけど、このイチャイチャ感エロくないっすか?ムードがない主人公にちょっとふくれて、かわいくてエロいいじわるをしてくるの最高ですわ。あとゆきが主人公を攻めたり奉仕してるときっていつも笑顔だったり「ふふっ」とか笑ってたりとっても楽しそうなんだよね。ゆきは天使。もちろん受けに回ってもエロいし、Hのとき「大好き」とか「好きぃ」っていうの良いよね。
あとは霞のHシーンもエロいね。ツンツンしてる彼女を「イッちゃいましゅうう」とか言わせるのがエロい。霞が乱れてしまうのは主人公のことが大好きだからということが、日常シーンやエロの中でうまく伝わってくるし、そういう意味でただ霞を攻めているだけのエロではなく、これもイチャラブエロとしてエロいと言っていいだろう。
全体的には前戯系のエロが充実しているのが嬉しい。ゆきはフェラやパイズリが多いし、霞はローターで公園を歩くような特殊シチュもあってエロの多さを生かしてはいる。
欠点としては、まず全体的にエロの尺が短めなこと。まあ短すぎて抜けないということはないし、一射精を複数のシーンで抜いてくれという意図なのだろう。嫌になるほどHシーンが来るのが欠点になるくらいだからね……。霞に関しては何故かエロの尺が短くないので、露骨にライターの差を感じる。(というかゆきルートは文体も主人公もあからさまに別だったりするのだが)
そして最大の欠点が……まあ他のレビューでも散々槍玉に挙げられるだろう糞演出ね。ズームしたり、無駄にエフェクトをかけたり……まあ僕はアルカナEREやオトメスイッチで糞演出には慣れていたのでそんなに気にならなかった。

結論
ゆきは可愛くてエロい。

雑談
恋愛フェイズっていうコンセプトにレビューで一切触れなかったけど……これはあんまり感じられなかったなあ。もうちょっとヒロインの変化を強調するシナリオを書いたほうがよかったんじゃないかと。こころの恋愛フェイズとかもはや詐欺なんだけど、まあこころルート自体が詐欺ですし。
なんていうか非常に残念なゲームだよなあ。原画も良い、塗りも良い、日常パートでの細かい演出も頑張ってる、システムも良い。そんな多くの長所を持ちながら、エロの糞演出とか、一部ルートの糞さとか、過剰なエロシーン数のぶちこみとか、明らかな欠点で作品を汚しちゃってるところがなあ。そこらへんのスタッフの個人個人はいい仕事をしながら、それを作品にまとめるとダメになってしまうっていうセンスの無さが戯画なのかなあと思いました。

本作の特典のひとつに応援ボイスってのがあるんだけどこれ、オナサポ音声(女の子が聞き手のオナニーを指示したり、エロいことをいって興奮させてオナニーを手伝ってくれる音声のこと。同人音声界で根強い人気を誇る)なのよね。ヒロインひとりあたり10分くらいしかないのが寂しいんだけど、こういうのもっと流行ってほしいです。
とりあえずゆきのだけ聞いてみました。長さは11分。最初にゆっくりしごかせたり、ソフトな言葉責めがけっこうあったり、最後はカウントダウンで射精するなど、わりと堅実な作り。地味にシチュが CFNMだし。ただ、7分あたりで1回目の射精をしたあと、またオナニーさせて2回目の射精が来る前にフェードアウトして終わるという構成は謎。まあ連続射精とか無理ですし別に問題ないかなと。サウンドモードでしか聞けないのは残念。IPODに入れたい。
エロゲヒロインにオナニーを指示されたいなら本作を買うしか無い? 初回特典ではあるが、新品のダウンロードシリアルが無いと手に入らないので注意。

サノバウィッチ レビュー ~イチャラブ的視点で見る~

サノバウィッチ レビュー ~イチャラブ的視点で見る~ 75点

 人気作品である本作を、僕が普通にレビューしても埋もれるだけでしょう。今回は「イチャラブ」一点に特化したレビューをお送りしたいと思います。先に結論からいうと、めぐるルートはイチャラブ特化作品並のイチャラブ傑作、特に後輩キャラ好きは是非買うべし。寧々ルートも僕は嫌いだけど人によってはいいと思います。他のルートには期待しない方がいいでしょう。なお僕はめぐるを攻略した時点で、他ヒロインを攻略する気がおきなくなったのでおまけ的立ち位置の和奏ルートはやっていません。それではレビューをどうぞ。

本文

 さて、まず「イチャラブ」とは何かということを書いておかなかればならないだろう。イチャラブという言葉の意味は使う人によって千差万別で、各人が自分のイチャラブというものを持っているだろう。僕にとってのイチャラブを説明することは難しいが、要は主人公とヒロインに感情移入してイチャイチャを一緒に楽しむことで、主人公とヒロインの恥ずかしさやら幸せやらといった感情を体験することに楽しみを見出しているのだと思う。いや自分の心の仕組みなんてよく分からないのでただの予想ではあるが、この仮説からどんなイチャラブシナリオが良いかをなんとなく言うことはできる。つまり主人公とヒロインに感情移入するために恋愛の過程を丁寧に描き、付き合った後は感情を強くストレートに表現してプレイヤーを悶えさせるようなシナリオが良いと思うのである。
 
 そこを理解してもらったところで、本作を語る上で重要な問題「イチャラブとシリアスの関係」について考えてみよう。イチャラブ派ゲーマーの中にはシリアスがあるだけでクソシナリオだという人もいる。僕はそうは思わないが、シリアス展開がイチャラブを台無しにするようなシナリオもままあるのは事実である。大事なのはシリアス展開がイチャラブの邪魔をしているか、それともイチャラブを増幅しているかではないだろうか。そして本作のシナリオも重いシリアスがあり、泣きゲー3原則(死ぬ、消える、忘れる)のような展開もある。それがイチャラブとどんな関係を結んでいたかって?……めぐる以外酷かった。(詳細はネタバレ感想で)
 
 では以上の理論武装を終えたところで個別のルートの出来を語っていこう。まず、程度の差はあるが、どのルートにもイチャイチャしているシーンが一定量含まれている。(作品全体の方針としてイチャラブを入れようとしたのだろうか)。それ自体はイチャラブゲーマーとして喜ばしいことではあるのだが、イチャイチャするシーンがあるからといってそれをイチャラブ的に楽しめるとは限らない。本作をイチャラブゲーだと言っている人がけっこういるが、僕にはめぐるルート以外をそう呼ぶことは到底出来ない。
 
 まず悪いルートから説明すると、紬ルートと先輩ルートはイチャラブゲーマーに喧嘩を売っているも同然の内容であった。確かにイチャイチャしてるシーンはある。問題はそこからのシリアスへの入り方で、ネタバレ故詳しくは説明できないが、イチャイチャしたシーンの後で、突然実はヒロインはイチャイチャしている間も◯◯で苦しんでいたといった事実が明かされるのだ。こっちはイチャイチャで幸せだったのになんだよコレ。僕は精神にダメージを負った。イチャラブの量自体もそれほど多くはないので、こういうのが許せない人はやらない方が幸せだと思う。別にシリアスを入れるなという訳ではないが、こういうイチャイチャを否定するようなシリアスは本当にやめて欲しい。
 
 寧々ルートはまあ評判がいいのも分かる。シリアスが勃発するまでは凄いシナリオだと思っていた。恋愛の過程が上手く、序盤からニヤニヤしっぱなしで、ヒロインの感情が伝わってきて、シリアスが収まった後にもイチャラブがあるのでイチャ量も多い。最初に書いた条件を満たした良いシナリオじゃないかと思うだろうが、僕はシナリオのある特殊なギミックに耐えられず、シリアス展開で主人公に対する感情移入を完全に破壊されてしまった。おかげでそれ以降少しも楽しめないばかりか、プレイするのが苦痛だった。とはいえ、あるギミックが気にならない人なら本ルートは良イチャラブといっていいと思われる。
 
 そしてめぐるルートである。噂ではかのイチャラブ神、保住圭が書いたらしいが、まさしくイチャラブシナリオの傑作である。まず、シリアス展開が中盤で終わり、そのあとはひたすらイチャイチャしているだけだから、他ルートのような惨状にはならない。また、もちろんイチャラブを否定するようなシリアスもない。それどころか本作のシナリオはむしろイチャイチャを強化するために作られているように思える。
 
 めぐるルートのシナリオをネタバレにならない範囲で説明すると、 
1、他人の感情を感じる力を持ったが故に人と深く関われない主人公と、過去のトラウマで人との関わりに臆病になっためぐるがなんだかんだで仲良くなる。(共通)
2、めぐるは主人公を同志と捉え、自分のトラウマを打ち明ける。
3、主人公がトラウマをなんやかんやする。
4、くっつく
5、ひたすらイチャイチャする

なんかすっごいクソシナリオに見える要約だが、ネタバレと説明の都合上こうなっただけで、実際はもっと複雑なシナリオなのでそこは誤解しないで欲しい。

 まず本作は最初に言ったような良いイチャラブシナリオの条件を全て満たしている。付き合うまでの過程は丁寧でニヤニヤでき、それ故に登場人物に感情移入できて、シナリオに余計なものは入らず(シリアスはめぐるのトラウマであるから、余計とは言えない)、シリアスに邪魔されず、付き合った後のイチャラブも安心の保住クオリティである。キャラクタ-としても気安くくっついてきたり、主人公のエロ発言に「うわセンパイサイテー」と言いながらなんだかんだで懐いていたり後輩キャラの王道を行っていて可愛い。
 
 特に素晴らしいのはやはり付き合った後だ。人懐っこい後輩だっためぐるが実は乙女で、あ~んすら恥ずかしくて出来なかったり、主人公の能力によるデリカシーの無さに怒って
「バカ、エロ、このマジトーヘンボクセンパイ!」
と顔を真っ赤にしながら怒るのがたいへん可愛い。更に凄いのがある程度そんなイチャラブを経た後の展開で、
主人公(能力でめぐるの感情を読むことに引け目を感じてきた(´・ω・`))
めぐる(先輩きっと能力のことで引け目感じてる)

主人公「そうだ思っていることを全てめぐるに言えば公平じゃん!」
めぐる「思ってること全部隠さないでいうから、ノーガードで殴り合おうぜ」
(※この解釈は僕の誇張と曲解を含みます)
こ の 発 想 は な か っ た。このライターは天才ですか。確かに感情をストレートに表現するイチャラブゲーが良いとは最初に書いたのだが。

 これ以降めぐるは自分の気持ちを常に口に出す用になる。イチャラブゲーの必殺技いわゆる2段デレである。こんな展開から始まるイチャラブ地獄
「くっつくのが一番、好きって気持ちを伝えられる気がするんですよね」
「ほら、センパイ、わかります?、えいえい、センパイ、センパイっ♪」
「センパイ、センパイっ、今日も大好きですよー♪」
そう、このシナリオのテーマ(コミュニュケーション)や設定、めぐるの深く付き合える相手が欲しいという願い、付き合う前のコミュ障同士のもどかしいやりとり、全てがこのイチャラブのためにあったのである。これぞまさに僕が望む理想のイチャラブシナリオのひとつの形とも言うべき作品だったと思う。

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