FC2ブログ

愛情トキシン(フリーゲーム) レビュー

愛情トキシンレビュー(ver1.00 β2時点)配布サイト:へどにずむ(http://eeeweb.org/
今回はアマチュアフリーゲームのレビューをします。
へどにずむさんが公開している「愛情トキシン」、ウディタ(RPGツクールみたいなツール)で作られているMシチュたっぷりのADVです。
本作はフリーということでCGやボイス等はありません。しかしM系小説サイトが公開しているだけあって、エロテキストはかなりうまく、エロいです。
シチュは背徳系受け・Mシチュがほとんどです。かなりマニアックでフェティッシュなシチュが多く、Hシーンの総数はなんと110シーン以上。背徳系M系シチュのデパートみたいな作品です。
ただ、シチュのマニアックさからいって人を選ぶゲームであることは間違いないでしょう。人によっては不快感を覚えるようなシーンもあるかもしれません。

(1)概要
あらすじとしては、住人が女ばかりのお屋敷に住んでいる主人公が、封じられているロリ夢魔を復活させてしまい、夢魔を封じるために奮闘することになる、といった感じ。夢魔の復活により屋敷の中は淫らな魔力で満ちており、ヒロイン達は理性を失っているので、まずはパラメーターを高めて正気に戻していき、最終的にヒロインとの愛の力で夢魔を封印できればクリアーです。パラメーターが足りないと、勿論MシチュGAMEOVERHシーンです。

(2)キャラ
ヒロインは10人、お嬢様、メイド(10代)、メイド(20代)、行商人お姉さん、実姉、同級生とその妹、魔女、専属料理人といった面々で、同級生姉妹とお嬢様以外全員年上です。そこは個人的に残念。敵である夢魔のメアはかなり邪悪で残酷なキャラで、GAMEOVERになると、容赦ないMシチュシーンを用意してくれます。

(3)テキスト
うまい。エロい。絵が無いので、小説的な五感に訴えかけるような、イメージさせるようなテキストが素晴らしいですね(詳しくは後述)。

(4)シチュ
快楽系Mシチュがほとんどです。何しろ116もシーンがあるので全ては把握できていません。とても背徳的なシーンが多く、見たこともないような発想のシーンも多いです。ちょっと僕は説明が下手なので、僕の好きなシーン5選を具体的に紹介してみて、分かって頂こうかと思います。ネタバレではありますが、何しろ110シーンありますのでまあ問題ないかなと。

僕の好きなシーン5選
1、里見訓練
とりあえず普通っぽいシーンから。里見はメイドのお姉さん(元学校の先輩)屋敷の中から口紅を見つけてくると、お礼に訓練としてHなことをしてくれます。(なんかビッチっぽいが、この館の住人は夢魔の魔力の影響を受けてるので仕方ない。あと主人公が失敗すると全員死ぬ)内容は全身にキスしながらの手コキ+フェラ。


「かりかりくん(名前変更可能)の顔……とろけちゃってるね。でもまだ終わりじゃいよ?」
今度は頬に口づけされる。
「ここにもしちゃお」
首筋に吸い付かれる。それから肩口、ついでに鎖骨についばむようなキスがされていく。
「キスマークいっぱいだよ……可愛い。もっともっと増やしてあげるね」
(中略)
乳首に吸い付かれる。ぷっくりとした唇でねぶったかと思うと、小さく歯を立てられる。


このあと射精後、玉にキス……というかしゃぶりつかれる。とりあえず普通っぽくエロいシーン。こんな普通なのもあるよということで。

2、明日香、さやか再洗脳
同級生の明日香と、その妹さやかを正気に戻して安心していると、再洗脳イベントもあります。図書室で本を読んでいる姉妹、本棚の向こう側で明日香がしゃがみ、下着が見えてしまいます。それを見ながらさやかに手コキされるというシチュ。


さやかちゃんの手がするすると動いて、ジッパーを引き下ろして大きくなり始めたペニスを取り出す。
(………ぅ…ぁ…)
さやかちゃんおほそい指の感触に思わず背筋が震えてしまう。
「ね……このまま出しちゃおっか」
僕の耳穴に唇をくっつけて、さやかちゃんが楽しそうに囁く。
「このままお姉ちゃんのパンツ見ながら、あそこにびゅーっと吐き出すの想像しながら射精するの……きっとすごく気持ちいいよ」
(中略)
「ね……パンツすごいすべすべしてて、触ったら気持ち良さそうだね。おちんちんこすりつけるのも良さそう……」
囁きながら、まるでそれを再現するように尿道口のあたりを手のひらで何度もさする。


このあと明日香にバレて、姉妹に前後から挟まれて、想像通り下着素股されます。このシーンは背徳感たっぷりのパンツみながら手コキがエロいだけでなく、そこからの姉妹にはさまれて素股というシチュの流れがいいですね。下着の感触が伝わってくるようなさやかの煽りから、実際に衣服が触れ合う挟まれシチュに繋げるとは……。先ほど五感に訴えかけるようなテキストというのはこういうことです。

3、ソニア、メアに敗北
今までのシチュではヒロインが正気か、魔力で発情しているだけでしたが、敵であるメアに敗北するともっと酷いことになります。例えばヒロインのペットになる、ヒロインと主人公の記憶を改変して、ヒロインを主人公の母親と認識させて永遠に閉じ込めるなどなど。
ソニアさんのメア敗北シチュのひとつ(各ヒロイン3つある)は、お姉さんであるソニアさんが精神操作で精神だけ幼女化されて、異空間に閉じ込められるというもの。体だけは成熟しているソニアさんに無邪気に迫られるのが背徳的でエロすぎて素晴らしいシチュです。このシーンは珍しく本番シチュがあるのも嬉しいですね。

4、佐奈HAPPYEND
エンディングにも勿論Hシーンがあります。メアは倒したものの後遺症で発情体質になってしまった主人公。危険なので、症状が治まるまで手錠、足錠でベッドに拘束されるのだった。佐奈さんはパティシエなので、主人公にケーキを食べさせに来きます。何故か指にクリームをつけて食べさせてくる佐奈さん。そして……


「今度はもう少し多めにっと……あっ」
たっぷりとすくい取ったクリームが、佐奈さんの指からすべり落ちて彼女の胸元にべっとりと付着する。
「ごめんなさい……こぼしちゃいました。でも、もったいないです……よね?じゃあこのままどうぞ…♪」
佐奈さんが片手で僕の頭を抱きかかえるようにして上半身を起こしてくれる。ちょうど顔のまえに彼女の胸元が来る。そのままクリームに舌を伸ばす。


やばいこれやばい。一番好きなシーンです。五感に訴えかけると書きましたが、文字通りで味覚も入っています。両手両足を拘束されて胸に顔を埋めてクリーム舐めるとか最高のシチュですね。最初は服を着ていますが、だんだんはだけていき、遂にブラを外すのもいいですねえ。

5、貴砂HAPPYEND
僕は年増(実際何歳なのかよくわからないが)は好きじゃないんですが、このシーンは好きというか、どうやってこんなの思いついたんだよ……。
メアを倒した主人公達だったが、夢魔の魔力はまだ屋敷内に残留していた。そこで、夢魔の魔力に住人が取り込まれないように、住人の下着に主人公の魔力のこもった精液を染みこませることに……
貴砂(恋人)に他ヒロインの下着コキをしてもらうという、もはや背徳感以前に、正直どうやって思いついたんだよと笑えてくる。


他にも逆NTRやうわてつや事務的いじめや射精封じなどなどいろいろなシチュがあります。ちなみにうわてつとは
好きな人がいるのに、つい他の人にも欲情してしまう。
でも好きな人はそれを許してくれて、どうぞ気持ちよくなりなさい的なことを言ってくれる。
それで罪悪感を感じつつも快楽に浸ってしまう。(作者HPより引用)
みたいなシチュらしいです。

(5)ゲーム性
ver0.3までは面白かった覚えがあります。ver1.0は0.3までのシーン全部見てから攻略したので作業感が強く、あまり面白くなかったですね。これからプレイする人はどうなのでしょうか。ゲームバランスは良いと思います。救済アイテム3種(髪、ダイス、ペンダント)縛って制限時間ギリギリに最難関エンドを見れました。下手な人はアイテム使えばいいので、なかなかのバランスではないでしょうか。ちょっと簡単気味かな。
システムはちゃんと回想やグローバルセーブ等が実装されていて良いのですが、回想がHシーンの前から始まるものがありちょっと使いにくいとこもあります。

(6)その他
名前変更可能なので、是非実名プレイしてみましょう。楽しいですよ。
シナリオには期待しないほうがいいかもしれません。現verでは明かされる真相に突っ込みどころがありすぎます。
シーンの中には人によってはちょっと不快感を覚えるようなシーンもあるので、そこは注意しましょう。
例えば主人公がセックスすることによって、キャラが死んだりするようなシーンもあります。
メアに直接敗北しなければ(敗北してもリセット)そのようなシーンはほとんど回避できると思います。

(7)まとめ
タダでこんないいゲームがプレイ出来るなんて良い時代になりましたね。作者のへどもどさん、ありがとうございます。

ももいろ性癖開放宣言! レビュー

ももいろ性癖開放宣言! 65

とりあえず3行で要約してみた。

HシーンはエロテキストCG共にほぼまともなのだが、
全体的に未完成感が漂う。
性癖開放というコンセプトはあまり生かせていない。

シーン数は各ヒロイン9とその他9で54。
CG数各ヒロイン17とその他9で94枚、そのうちアニメが28とこっちは多いように
見えるが実はエロCGが(アニメ含めて)各ヒロイン9枚か10枚しかないのだ。
1月の世界と世界の真ん中ででさえ一人10枚のエロCGがあったんですけど……。
もっともあっちはヒロイン4人だったけど。

というわけでやる気が出ないので以下ネタに走ることを許して頂きたい。
僕はこのゲームそんなに悪くないと思ってるので以下はあくまでネタである。
が、書いてあることの事実は事実である。(推測は推測。脚色は脚色)


K○TY選評風「ももいろ性癖開放宣言! 」レビュー

(1回こういうの書いてみたかった)

2014年4月の消費税増税に伴って、3月のエロゲ界はまさに嵐であった。
CG35枚と糞シナリオによって核爆発を起こした銃騎士と、
ログインすらできないというゲーム未満の問題作、カスメオンラインを筆頭に、
バグを取りきれずに発売したひこうき雲、特典パッチがDLできないクロデ等、
その嵐は良作にさえ及んでいた。
そしてそんな中あのsealが黙っているわけはなかったのだ。銃騎士の核爆発の影で、
ひっそりととある魔獣が開放されていた。「ももいろ性癖開放宣言! 」である。

本作の舞台は、性文化にオープンになった未来の日本だ。
主人公は性教育の落ちこぼれとなった5人のヒロイン達の性癖を開放させるため、
お嬢様学園に講師として編入することになる。
本作の売りは「性癖開放」で、各ヒロインが独自のマニアックな性癖を
主人公によって開花させられるのだが、
結局このコンセプトを完遂できたのは竜胆先輩だけであった。

さて早速筆者の体験した順番通り各ルートを見ていこう。
まずは幼馴染キャラである華恋ルートをやったのだが……
これが全く酷いルートで、まず日常テキストが殆ど無い。
しかもOHPによると、彼女は体臭フェチの性癖を開放されるはずなのだが、
むしろ本編ではアナル担当というイメージが強い。
まあ筆者はエロシーンスキップして進めてしまったので詳しいことは書けないが、
回想集といっても問題ない出来だった。

次にプレイしたのは、不思議少女の神楽ルートだった。
このルートは少なくともちゃんと非エロテキストの量をちゃんと用意しており、
その質も問題ない。
神楽ちゃんの可愛さとエロさを堪能出来てそこまで悪くないルートだった。
が、相変わらず性癖開放はできていない。
彼女はザーメンフェチになって精液を求めるはずなのだが、
しょっぱなのシーンから精液美味しいと言っているので、
性癖を開放している感じがしないのだ。
またフェラシーンも3回しかないので、どうもザー飲フェチといった感じではない。
ただし本番シーンで中出しをせがむシーンが多いので、子宮で受けるのも含めた
ザーメンフェチなのかもしれない。どちらにせよこのルートはなかなか抜けた。
最初はエロにあまり興味なさそうな神楽が、
淫らに精液を求めるようになるのはなかなかエロい。

ところでこのルートを進めていると奇妙なことに気付いた。
神楽の双子の妹でありシナリオでも重要な位置を占める音羽ちゃんが喋らないのだ。
3人でいるときも何故かほとんど喋らず、喋っても地の文で
「音羽ちゃんは○○と言った」等と処理される。
音羽の病気がシナリオの主軸となるのだが、
「音羽ちゃんは苦しそうに咳き込んだ」等と地の文に表示されるのみで
ボイスが無いため全く迫力がない。結局音羽が喋るのは
クライマックスの感動シーンと3Pシーンだけだったのである。
また、他のヒロイン達は喋っても何故かボイスが付いていない。
公式ホームページにヒロインフルボイスと書かれているにも関わらずである。
何故こんなことが起こったのかは次のマオ姉ルートをやると推測することができた。
まずマオ姉の過去を華恋に聞くシーンがあるのだが、
何故かそれが授業中の手紙のやりとりで処理される。
そしてクライマックスのシーンでは、マオ姉が今までの成果を試験されるシーンが有るのだが、
なぜかその試験のシーンでマオ姉は「うん」とか「……」とか首を振ったとかしか喋らず、
そのあと普通のエロシーンが始まる。
これらの事柄が強烈に示唆しているのは、どうも本作のシナリオの一部は、
音声収録の後に書かれたのではないかという疑いである。
つまりこのゲームは先に音声を収録しておいて、そのあとにシナリオを考えるという
キメラ的作品だったのだ!
特に衝撃的だったのは神楽の5回目のHシーンである。
このシーンは愛撫したあと正常位で挿入するシーンで、
正常位のアニメーションまで付いているのだが……
シーンが始まると、ひとしきり愛撫したあと、「ベッドに寝かせ、M字開脚をさせた」という
文章が流れる。だがその僅か5クリック後、
「神楽ちゃんは後ろを振り返って俺に、ちゃんと中まで入ったことを報告してくれる」
と出て、プレイヤーを激しく混乱させる。その後も
「幸助先輩とのバック感じちゃう、……♪」
等と正常位のアニメを流しながら連呼するのだから酷い。
互いに食い違う、テキスト、CG、音声をなんとかキメラ的にまとめたのが本作といえようか。
(まあCG面ではこれ程のものは無いけど)

何故こんなことが起きてしまったのか。
まず考えられるのが、ライターが逃げたという可能性だ。
本作の最初のPVを見るとこのゲームのライターは
leimonZ, 須々木鮎尾ということになっている。
が、今の公式ホームページではなぜかライターは
leimonZ、水無月セツオと表記されており、
エンディングクレジットでは
水無月セツオ、科、犬狂い、電脳詐欺となっている。
最初はいなかったセツオ氏が何故かトップにクレジットされており、
最初にトップだったleimon氏は何故かクレジットされてないという意味不明の状況である。
このような混沌的状況が作品に影響を及ぼした可能性は高い。

さて残った3ルートを見ていこう。次にやったのはマオ姉ルートだった。
このルートはシナリオは姉に萌えさせながら、姉弟愛をギャグ混じりに書いた良シナリオで、
終盤のキメラ展開もうまく誤魔化せている。
エロは相変わらず性癖開放を半ば無視しているが、
まあ道具より本番のほうが需要があるということか。

そして次の竜胆先輩ルートは文句のつけようがない出来で、
キメラ展開も何故か存在しない。
それどころか、何故かこのルートにだけ出てくる男の声付きサブキャラが出てくるのである。
他のルートではヒロインですら喋れないというのに。(このルートはなぜかヒロイン全員がちゃんと喋る)
またこのルートだけは性癖開放がまともに機能していて、
マゾっけが開放されていく先輩がエロい。
ひとつ文句をつけるとしたら個性的すぎるライターのテキストだろうか。
だいたいこんな感じで、オノマトペを多用してくる。
(アナルに指を入れたシーンで)「先っぽだけ入った指をクンッ!と曲げる」
「先輩の体がビククンッ!と震え、そのままヘタヘタと力が抜ける」
他にもググッ!とかキュルルン!等謎のオノマトペを多様して笑える。

そして最後に残したのは千鶴ルートであった……。
筆者はこのルートに一番期待していた。なぜなら体験版でこのヒロインのHシーンを
水無月セツオ氏が書いているのが分かったからだ。
水無月氏はねちっこい攻めと、リアリティを気にしない独特の性器、
子宮描写で知られるライターである。
このルートは彼が書いているのか、素晴らしい出来栄えだ。千鶴の露出癖が開放され、
乱れとろけていく様を非現実的なまでの、子宮、性器描写で表現した性的傑作で、
日常テキストも性癖開放しつつヒロインと交流を深めていくのがなかなかうまく書けていた。
そう、6度目のエロシーンまではね……。
6度目のエロで遂に千鶴公園で男たちに見られながらSEXし、
自分の露出癖を完全に受け入れる。
ここからさらに何があるのか楽しみにしていたのに……!
そのあとのシーンはなぜか、モブが学園の文化祭について話しているシーンが挿入される。
そう、キメラタイムの始まりである。このシーン以降千鶴はエロシーン以外では、
「う~」だの「うん」だの「うふふ」だのどうとでもとれるセリフ以外ほとんど喋らない。
まるで出来の悪いMAD動画のようなシナリオが続き、伏線を貼っていた母親関係の話も
「千鶴は話してくれた」以下地の文で済まされてしまう。性癖開放させろーーーー!
おそらく千鶴のセリフは本編の他の部分から流用したもので、
例えば告白シーンで「ふふふ」というセリフを僅か7クリックの内に2回使い、
その約20クリック後に再び使い回す。
おそらく8回目のエッチシーンのセリフも他からの使い回しだろう。

このようなことが許されるのか!シナリオを書き直したいならもう一度収録すればいいだけの話ではないか!
MADまがいの行為をしてまで、声優代を節約したかったのか!バイブに電池ぐらいつけとけ!
以上怒りのぶつけどころが分からないままこのキメラ作品の選評を終える。



オチが思いつかなかったので適当に終わらせてしまった。
まあ未完成品だけど、ギリギリ売りに行くラインではない。エロ自体の質は悪くないし、
千鶴前半は凄いし。華恋以外は全員良かった。
というか、エロが良質ならそれでいーじゃん、どこがクソなの?という人もいそう。
でもダメなんだよーー。抜きゲーといえども非エロ部分でキャラに萌えさせたり、
欲望を抱かせたりしなきゃね。

以上徹夜して書いて今起きたので追記しておきますが、
本当にHシーンだけはまともな作品なんです。
おそらくHシーンは最優先で完成させたのでしょう。
また、シナリオもマオ姉との和解シーン等、良いシーンもあります。
ただ竜胆先輩以外の終盤展開がキメラってるだけで、
そこさえなければけっこう良作だったと思います。
終盤だけなら気にすることもないと思う人もいるでしょうが、
実際のところ僕が気づいていないだけで、他にもおかしいところが
あると思いますし、そう疑い出すと他のシーンも楽しめなくなっていきます。
手紙、地の文会話、等でムリヤリボイスなしシナリオを作るくらいなら
普通にシナリオを直して、再収録して欲しかったです。
(僕の推測が正しいならばの話ですが)

世界と世界の真ん中で レビュー

世界と世界の真ん中で 74
Lump of Sugarの新作、世界と世界の真ん中でのレビューです。
注:このレビューには体験版の範囲のネタバレと、その後の楽しみを損なわない範囲での
展開の示唆が含まれております。

僕は初めてランプ作品をプレイしましたが、
とにかく萌木原ふみたけさんの絵が素晴らしいですね。
シナリオはそんなに良くはないですが、
優しい登場人物や設定がいい雰囲気を作っているので、
癒やされたい人にはおすすめかもですね。
エロもいい感じにラブエロでした。
ただシナリオにしろ萌えにしろ突き抜けた長所がないのが欠点でしょうか。
良く言えばバランスがいいということですが。

1、グラフィック
CG数は22枚*4キャラ=88枚にその他SD絵等18枚。
質も量も充分で嬉しいです。

2、シナリオ
まず気になるのは、体験版でもわかるような、この世界は天球儀が作ったとか、
この世界は幻視だとか言われている世界観ですね。
僕はあんまり安定してない世界での萌えゲーは好きじゃないので
気になっていたのですが、結局あんまり安定した世界ではありませんでした。
そういうのが気になる人はやらない方がいいかも。まあ世界が誰かの夢だったとか、
マトリックスとか、かぜのさかなとかそういうことは無く、世界が消えたりはしませんし、
実在もしているのでそこは安心してください。

体験版でもわかる通り共通ルートはいい出来です。
主人公の暮らす寮「エルディシュ」の雰囲気がとても良いですね。
優しい世界観で癒やされながら、自然とヒロインに好感を抱くことができるでしょう。
ですが、ヒロインに好感を抱くのと、ヒロインを好きになるのとはまた別の話です。
そこらへんで個別ルートはもう少し何とかならなかったのかなあとは思います。

個別ルート・キャラ感想
美紀
最初にやったルートですが、まず付き合うまでの過程が
やや丁寧さに欠けるのが気になりますね。
全体的に悪くはないのですが、やはりいまひとつ突き抜けたところがない感じですか。
また、終盤にシナリオ上では主人公が何かを思い出したのに、
それが何かプレイヤーには開示されないという展開がありました。それはないでしょう……。
おかげでかなり消化不良のまま終わってしまいました。
こころルートでは中盤に明かされるネタだし、遥ルートにも出てくるので
そんなに出し惜しみすることはないと思うのですが……。

遥ルート
やはり美紀ルートと同じような感想ですね。
決して悪くはなく、雰囲気もいいのですが、萌え、シナリオ、イチャラブ、恋愛どれも
積極的に褒められるような長所に乏しい。つまり萌え萌え、感動、ニヤニヤ、
ドキドキのような強い感情を抱けるようなシーンがあまりない感じでしょうか。
まあランプってそういうブランドなのかもしれませんが、もうちょっと萌え転がりたかったです。
特にシナリオは本作で一番出来が良くないというか、意味がわからないところも多いです。
確かに設定上の謎は色々解けるのですが、謎が明らかになったからといって
それで物語が面白くなるわけではないんですね……。

小々路ルート
このルートは好きです。やはり突き抜けた長所はあまり無いものの、
平均点がグッと上がった感じです。
上記2ルートは雰囲気の良さという最大の長所をうまく個別ルートの
面白さに転化できなかった感がありましたが、
このルートは兄妹ということもあってゆったりとした雰囲気が上手く作用しています。
プロローグでのエルデシュをめいいっぱい楽しむこころと
お兄ちゃんとの兄妹で恋人な関係を楽しむこころが
上手く地続きになっているのが良いと思います。
シナリオは……良いといってもいいのかな。まあ鬱要素が少し強いですね。
というか解釈次第ではハッピーエンドでないレベルかも。
僕は最初やった時はハッピーエンドだと思ったのですが、
だんだんハッピーエンドじゃないような気がしてきました。
設定の開示が曖昧でよく分からないですが。

愛良ルート
僕は愛良のためにこのゲームを買ったので、
ちょっとバイアスがかかってるかもしれませんが、
一番出来の良いルートだと感じました。
もうキャラ造形の時点で既に勝利していますね。
本当は感情豊かなんだけどそれを上手く表現出来ない、
でも主人公にだけは懐いていてぎこちないながらも色々な感情を見せてくれるクラスメイト。
そしてこの萌木原ふみたけさんによる儚さとロリっぽさが同居した素晴らしいキャラデザ。
あと帽子。発売前人気投票で1位になったのも当然と言えるでしょう。
僕は体験版を10分やった時点で愛良の可愛さに降参して予約確定しました。

ルートの出来も良いですね。まず愛良がとある理由により感情を失うという
展開を上手く活かして、プレイヤーが愛良の微妙な感情に着目させるよう仕向け、
愛良の魅力を再確認させる。そして戻ってきた愛良は
以前より微妙に感情豊かで積極的になっており、小さなギャップに萌え萌え。
そんな愛良を主人公は意識してしまい、つい可愛いと言ってしまう。
そんなこんなで共通では全く意識しあっていなかった二人がお互い意識しあってドキドキ。
付き合った後は愛良がけっこう甘えん坊だということがわかってニヤニヤ&イチャイチャ。
そして明かされる愛良の正体に驚き、そのあとのシリアスも感動した。
このように遥や美紀ルートで感じたような欠点はありませんでした。
問題は上記の展開がやや駆け足気味なことで、もう少し尺が欲しかったです。

個別の総評として
結局のところ、一言で言うと尺が足りていないです。
まず共通の時点で、どのヒロインも恋愛感情を抱いていないので、
個別で説得力のある恋愛描写をしなければなりません。
さらにやや複雑な設定の説明もしなければならない、エロも4回入れる、
最近流行りのイチャラブ描写も入れる、最後には感動的なシリアスもやる、
これでいて普通の萌えゲーより個別全体の尺は短いのです。
そのためか、全体的に中途半端になってしまった印象があります。
一番良さ気な愛良ルートでさえ、付き合った後はH4回消化して
すぐシリアスに行ってしまった感があります。

3、エロ
シーン数は各ヒロイン4回ずつでHCGは10枚ずつ。
萌木原ふみたけさんのHCGが素晴らしすぎるのは当然として、
Hテキストの質が良く、尺も長いです。
本作のヒロインは4人共エロい性格をしているし、表情もエロく描けています。
またエロシーンでのラブエロ感も良く出ているので、萌えゲーのエロの急所を
ことごとく押さえているといるといえるでしょう。
ランプはエロくないという噂を聞いていましたが、嘘だったようです。
シチュは本番中心です。

愛良ちゃんで一回抜いたら本作のエロはかなり素晴らしい気がしてきたので、
もう少し詳しくレビューしてみます。まずCG面で言うと構図がエロい。
表情は感じてるものがいいのは当然として、
奉仕しているとき等のエロい表情もヤバイ。まあここらへんは実際にプレイして
確かめて頂くとして、テキストのほうを引用してみる。
まず愛良の2回目のシーンから(1回目は体験版に収録)

愛良「……あ……見える……すごい……」
愛良「……ふっ、ぅん……ああ……繋がってるところ……見えちゃう……」
愛良「……こんな……やっ……は、恥ずかしい……やあぁ」
(中略)
愛良「やっ……私……私の身体……えっちすぎるよ……こんなの、へんだよ……」
あまりの恥ずかしさからか、ついには取り乱したように泣きだしてしまう。
連理「愛良……大丈夫……大丈夫だから……」
愛良「だって……連理……だってはずかしいよ……恥ずかしいのに、気持ちいいよ……」
連理「大丈夫、すごく魅力的だよ……すごくかわいい……愛良が、それだけ俺のこと好きでいてくれるってことだから……」
愛良「んっ」
愛良の頬をそっと引き寄せて、キスをする。
(中略)
恥ずかしがりながらも、やっぱり興味は止められないらしい。結合部分をチラチラ見ては、また困った顔をする
愛良「うぅ、こ、こんなの……」
愛良「私、いやらしい子……だったのかな……」


何このロリ犯罪臭。それでいて愛良は主人公と同学年であることがまた良い。
イチャラブ感もけっこう出てますね。そして4回目のシーンからも引用してみる。

俺が動かないで待っていると、愛良は少しだけ息を整えて、ゆるやかに腰をくねらせた。
愛良「んっ、入ってる……連理と私……つながってる……」
連理「愛良と、ずっとこうしていたい……」
愛良「うん……私も……連理にずっとそばにいて欲しい……」
愛良「んっ……連理、また震えた……嬉し……んん……」
連理「愛良……」
後ろから身体に手を回し、胸を包み込んだ。
愛良「あん……」
連理「さっきの、お返しだ」
指で乳首を探りながら、唇をとがらせ、耳に吸い付く。
愛良「ひゃあっ!……連理、それ……あ、んんんっ……」
愛良はあえぎながら、体の力を失い、ぺたんと太ももを広げる。
愛良「ふあ……はぁ、あぁ……あふ、はぁ、……あ……連理の息熱い……」
連理「感じすぎる?」
愛良「うん……でも続けて……」
胸を揉みながら、俺は腰に力を入れ、少しずつ愛良の内側を刺激していった。
ぬちゃ……くちゅ……と、結合部で水音が粘る。
愛良「んっ……はぁっ、んっ……んふっ、んっ……くっ、ん」
うっとりと快感に悶えていた愛良が、徐々に声を強くしていく。
連理「……可愛いな、愛良は」
口をついて出た言葉は、なんのひねりもない感想……
それを耳に吹きこみ、乳首をいじる。
愛良「はぁんっ! 連理……い、いっぱいっ……可愛く、して……」
とろんとした瞳で見つめ返される。
ぞくぞくと、愛良の膣が反応してくれる。
愛良「連理……もっと……んっ、ああ……ああん……」
連理「ああ……もっとつながろう……」


このように愛良の天然ロリおねだりエロの破壊力が凄い。
エロシーンをイチャな会話を交えつつ、臨場感溢れる筆致でじわじわと進行していく。
そんななかで滲み出る愛良のいやらしさ……。

愛良「はぁんっ! 連理……い、いっぱいっ……可愛く、して……」


こことかもうね。愛良の可愛さで世界が滅ぶ。
耳攻めというのもポイントが高い。
さらに言えばこの引用部は3枚CG使うシーンでの2枚目からの引用で、
1枚目のCGは愛良が主人公に上からピッタリ重なりながら顔から乳首まで舐め回しながら
膝裏コキするという、愛良のロリ的な甘え可愛さを生かした天才的シチュである。
(この部分のテキストが短いのは極めて遺憾です)
ちなみに3枚目は本番2回戦でこっちもクライマックスでエロい。
このようにキャラの魅力や特性を生かしたエロシーンをうまく構築している。
他のヒロインもそうで、まず遥さんはよくある天然お姉さんエロスに
獣耳攻めやしっぽ攻めをアクセントにしている。
美紀はその乙女っぷりを活かして、主人公の寝てる横でオナニーするという
離れ業をやってのける。ちんちくりんなこころでさえエロエロになって
お兄ちゃんを搾り取ろうとしてくる。こころのスレンダーなロリボディを
強調するようなCGが多いのも素晴らしい。

こういう純愛系エロが好きなら、かなり抜けるのではないか。
フェラ成分が少ないのはどうかと思うけど。

4、総評
愛良は可愛い。あまりドラマチックな展開や設定には期待しないほうが良いと思います。
あくまで萌えゲーとしてやったほうがいいと思います。

5、その他
推奨攻略順は……さっさと遥√やって全部ネタバレして、
他の√をツッコミ入れながら楽しむのがいいかと思います。
そうじゃないと美紀や愛良ルートやったときに戸惑う可能性も高い、
というか僕がそうだったので。
特に愛良は最初にやらない方が良いと思われます。

発売1周間たったのでネタバレ考察、感想を書いてみました
以下完全ネタバレ注意

続きを読む

√ハーレム! レビュー

√ハーレム! 75
新規ブランドの低予算抜きゲーモドキ、と見せかけて良ライター、良原画を雇っており、
宣伝文句通り、個性的で魅力的なキャラ達による「ちょっとHなハートフル(?)ラブコメディ」
を楽しめる作品に仕上がっています。

1、CG
さよりさんの絵は抜けないイメージだったのですが、なかなかいいかんじですね。
全CG特に崩れてもいないし、エロく描けていると思います。

2、システム
フルプライスなのにNスクリプターだったので、これはシステム地雷かと思いましたが、
必要な機能は揃っています。また、イベントモードという、全イベントを回想したり、
その地点から始められたりするモードもあって、レビュアーとしてとても便利に
使わせて頂きました。

3、シナリオ
あらすじは、ラッキースケベ体質に改造されてしまった主人公が
4人のヒロインとHしてしまい、なんやかんやで仲良くなっていくというもの。
ぶっちゃけ設定もギャグもかなりくだらない、はっちゃけたものが多いです。
全7話構成で、1話はプロローグ、2話で全員と仲良くなり、
3~6話でヒロインを一人ずつ攻略、最終話で4股がバレてハーレム突入という流れ。
タイトルの割にはハーレム√は1話分しか無かったりします。
シナリオも1本道の割にやや短いのが気になります。

まず、特に心理描写もなく4股を掛けてしまう主人公はどうなのかと思いました。
またハーレムを作る最終話もやや話の説得力に欠けた感があります。
浮気がバレたら主人公を殺しそうなヒロインもいましたが、何故かあっさり3Pになるし……。
√ハーレムなんてタイトルなんだから、そこはもうちょっと丁寧にやって欲しいです。

一方で、ラブコメとしては本作はなかなか優れています。
まずヒロインが全員生き生きとして魅力的ですね。
各ヒロインは、宇宙人、神、生霊体質、ロリ教師と様々ですが、それらの設定がキャラや
シリアス部のシナリオにちゃんと生かされています。詳しくは後ほどのキャラ別感想で。
また日常シーンも各キャラの個性を生かした、テンポの良いギャグイベントがたくさんあって
いい感じですね。なんというか、ギャグによってヒロインの魅力を引き出すのが、
このライターさんかなり上手いんです。
ただ乱発されるパロメタ下ネタは人を選ぶ感も有りますが。

ただ気になることがひとつ。
このゲームなんかぶつ切りのイベントの連続で進行するんですよね。
イベントの長さも内容も様々で、ギャグだったりHシーンだったりするわけですが、
イベントとイベントの間に連続性が無いんです。酷いところでは、あるヒロインが傷ついて
走り去ったイベントのあとで(まあ自業自得なのですが)、ロリ先生に座薬を入れてHする
イベントが発生して違和感ありまくりでした。熱があるので仕方ないのですが、
問題はそういう言い訳をテキストの側でせずに、前のイベントに何も言及しないことです。
まあそういうゲームだと慣れれば気にならなくなりました。
章の最後にはシリアスなイベントが起こりますが流石にそこはちゃんと長く続いて、
連続性も保っているので大丈夫です。

各話のシリアスイベントの出来もなかなか良いかと。結構重い設定も有りますが、
ラブコメの範囲を出ずに上手くハートフルに書けていると思います。
主人公が優しくかなりの良主人公で(ただし4股はかける)ヒロインもいい人しかいないので
話に安定感があるからでしょうね。ただシナリオとしてヒロイン個別の話は
良かったのですが、最終話のハーレムのシナリオが弱く、
結果的に作品全体にシナリオ的な一貫性が無くなっています。
だからエンディングもここで終わるの?って感じになってしまっています。
このライターさんならもう少し何とか出来たと思うのですが。

4、キャラ別感想
マヤ
残念宇宙人。あまりのギャグキャラっぷりに萌えるのはほぼ不可能に見えるが、
話が進むにつれて人間というものを理解していく……のですが
やっぱり萌えられなかったよ。でも萌えはしないけど好きです。ラストとか感動するしね。

稲穂
正統派食いしん坊委員長巫女神。今作で一番普通のキャラですね。
普通だとあんまり書くことがないのね……。神様なので特別扱いされることに悩んでいて
本編開始時には友達がいなかったため寂しがり屋で可愛い。

夢子
生霊体質の少女。源氏物語の六条御息所の子孫という設定で、
強く想った相手の夢に入りこんでしまう能力がある。
過去にその能力でいじめられた相手を登校不能に追い込んでしまったために、
人と関わることを避けている……が、主人公のらきすけ体質をきっかけに
主人公と関わることになる。と、重い設定が有りますが、彼女の魅力は
シナリオが進む毎に追加されていく、残念な設定群でしょうか。
ストーカーでオタクで厨二病なヒロインってどうよ。このライターさんは
多分ヒロインが残念な程萌えられる残念な人なんでしょうね。僕もです。

アリス先生
ロリおばさん先生。たまに見かけるキャラ設定ですが、なんというか手が背に回らないとか
ギックリ腰になるとか生々しい設定を持ちあわせています。やや自堕落でいまいち
生活能力が足りないのですが、今どきエロゲでは珍しいまともな教師キャラでも有ります。
見た目に反して、かなり大人で教師なセリフをいうあたりなかなか魅力的です。
頼れる良い先生が主人公にだけは本音を見せてしまう的な感じを上手くだせていたかと思います。

5、エロ
CG数は73でほぼエロCG。シーン数は61。ただしCGの内5枚はED演出用立ち絵で
シーンの内6シーンはCG使い回しの水増しシーン。
テキストは尺も長く問題なく使えるレベル。シチュは本番が多い。
複数プレイは3Pが9シーンと5Pが2つと6Pが一つ。
3Pの組み合わせはメインヒロインでは6パターン全て網羅している。

6、まとめ
ぶっ飛んだ設定でくだらないギャグを飛ばしまくるが、テンポが良く、
そんなテキストの中でもキャラの魅力はきっちり引き出している。
シナリオは部分的にはいいが、全体的一貫性に欠ける印象があった。

7、その他個人的感想

このブランドも謎だなあ。戯画PBということ以外情報が出てこない。
次回作も無さそうだなあ…。戯画PBの実績を見る限り……。
スタッフブログとかも無いし……。ユーザーとしてもそういうのがあったほうが
親近感がもてて良いと思うのだが。

オトメスイッチ ~彼が持ってる彼女のリモコン~ レビュー

オトメスイッチ ~彼が持ってる彼女のリモコン~ 80

個々のHシーンの質はCG、テキスト、シチュどれも素晴らしい作品ではあるものの、
もう少しHシーン間を繋ぐシナリオが何とかならなかったのかと惜しい作品でもあります。
ただ2ヒロインものだけあってキャラの魅力は高く、特に夏弥は萌えゲーに引けをとらない
レベルになっています。
可愛い女の子への(陵辱にならない範囲での)ハードなプレイや羞恥攻めが見たい人には
とてもおすすめの作品です。
萌え抜きゲーに必要な可愛いキャラ、エロいCG、濃いテキストの3大要素を兼ね揃え、
シチュも多彩かつマニアックであるので、良作でないはずがない作品と言えるでしょう。

1、概要
CG(HCG)数は 文香34(29)、夏弥35(29)、その他8(7)。
シーン数は文香33、夏弥30、その他11。(ただし抜けなそうなイタズラだけのシーン含む)
このように文香と夏弥の2メインヒロインゲームです。
Hシーンの内容としては、おもちゃ攻めのシーンが多く、基本的に攻めのゲームです。
寝取らせのようなシーンも有りますが、主人公以外との本番は有りません。
心も奪われないので寝取られというほどでは有りません。
4人もライターがいるにも関わらず、エロテキストの質は高いです。
まずヒロインの感じる描写がしっかりしていますね。基本的なことですが
ヒロインの感じる物理的要因(例えば主人公のバイブ攻めのうまさ)と
精神的要因(例えばヒロインの恋愛感情)がちゃんと書かれています。
またテキストやシチュの端々にこだわりを感じるところがあります。
例えば教卓の下に潜って文香にバイブ攻めするシーンで、

晴樹「……それなら今から二つの提案のうち、どちらか一つをやってくれたら、バレないように心がけるよ」
文香「な、何……提案って……?」
晴樹「一つは自分で腰を動かしてバイブの出し入れをする。
もう一つはここから先のHRを、スカートとパンツを床に落としたまま進行する」
(中略)
晴樹「つまり自分の意志でオマンコにバイブを出し入れして、みんなの目の前でオナニーを披露するってわけだ?」
文香「あっ……ぁあっ……!自分で、自分から……」
晴樹「だよね?」
(オトメスイッチ本編より引用。以下同様)


とただバイブ攻めするだけでは終わりません。他にもバイブに射精機能がついていたり、
玉舐めフェラがあったりとこだわりを感じさせる部分が多く見られます。
捨てHシーンが無く、どのシーンも本気で抜かせようとしています。
ただエロシーンの尺が長すぎる気もします。僕にとってはあまり欠点ではありませんが。

CGの質は素晴らしいです。感じてる表情がよく描けています。
おっぱいの美しさもいい感じですね。

シナリオは、ヒロインのHな興味を満たすために、バイブ好きの主人公が様々なプレイを
していくという感じの内容です。
ただこのゲームはシナリオというよりは、ランダムな日常イベントの連続でゲームが
進行していきます。そのランダムイベントの数が少ないので、1週目で既に既読スキップを
使うことになるのが残念なところです。
ただ、エロシーン周りの文章や非ランダムのデートイベント等はありますし、
パラメーターがMAXになるとシリアス系のシナリオをしてからエンディングになります。
普通にシナリオを書いたほうが、ヒロインのキャラも立ってよかったと思います。
2週目以降は日常イベントがパラメーター調整の作業にしかなってないのがキツイです。
パラメ―ターによってエロシーン等が発生するわけですが、その条件が分かりにくいです。

システムはクリック時のボイス継続ができないのが気になります。(ただしBGVあり)
またDVSというヒロインのバイブのスイッチをONに出来るシステムが存在しますが、
あまり生かせていないというか、普通の2択選択肢とあまり変わりません。
あとGSSなる本編の各シーンに対するヒロインの日記が読めるシステムが有ります。
かつてのイージーオーが採用していたシステムとほぼ同じですね。

2、具体的なキャラ別感想
文香
文香は優等生として自分を抑えてきた反動で、人に見られると感じるという性的嗜好を
無自覚ながら持っており、プレイは人前でこっそりイタズラするようなものが多いです。
イタズラの内容は、バレるかもしれないスリルを味わうどころか、半分バレているような
過激なものが多いです。優等生でおとなしい文香が見られながら快感を感じているのは
エロく、テキストもそのシチュをうまく表現しています。
またドSな主人公のバレルことを考慮していないような容赦の無い攻めもグッドです。
羞恥系のシチュではエロいことをしながら放送室で朗読をさせたり、
裸+バイブで四つん這いで授業中の廊下を歩かせたりといったシチュがあります。
羞恥系以外のシチュでは、電マ攻め、浣腸スカトロ等があります。
また純愛√では普通のラブエロもあります。

夏弥
夏弥はHなことに過剰な興味がある女の子という設定で、主人公とセフレ的な関係を結んで
色々なプレイをしていくことになります。
夏弥は文香M設定が無いので、普通寄りのHシーンが多く、攻めに回ったりもします。
また人前での羞恥攻めのようなシーンも少なく、出てるゲームを間違えている気もします。
しかし夏弥はシナリオの質が良く、セフレ的関係と恋愛感情の葛藤が
上手く表現されていて、その流れからかラブエロ的なシーンも多いです。
夏弥の魅力はその健気さです。日常シーンでは小悪魔系の現代っ子と見せかけて、
奉仕シーンのときに一生懸命気持ちよくしようとしたり、
挿入シーンのときに気持ちいいか聞いたり、感じてる顔が可愛いと言われると喜んだり、
恋する乙女のような健気さが有ります。しかしやってることは変態プレイだったりするわけで
そのギャップがエロさと可愛さを生んでいるのでしょう。
僕はプレイ中に「夏弥可愛い……」と何度も呟いていました。(キモい)
シチュで抜かせる文香に対してキャラで抜かせる夏弥といった感じですね。
とはいえスパンキングやイラマチオのようなハードなシーンもちゃんと入っています。
いやむしろハードなエロだからこそ生まれる可愛さというものがありますね。
例えばあるシーンでは、夏弥がバイブの実演販売に付き合って
客に商品を実際に自分に試させるというハードな寝取らせ的シチュになるのですが、
最初は客の攻めに抵抗してイカされないように頑張っていた夏弥が

夏弥「や、やらぁっ、イキたく、イキたくない、イキたくないのにぃっ!
イカされちゃう、イカされちゃうよぉぉっ、晴樹ッ、晴樹ぃッ!」
(中略)
夏弥「ごめん、晴樹……知らない人のバイブで、イッちゃったぁ……」


と他の男に嫌がりながらイカされちゃうのがエロいし可愛いです。
しかしこれだけでシーンが終わらないのがこのゲームのいいところで、
この後4回程イカされたという省略描写が入った後に、更に「ご褒美を上げるよ」と
主人公がバイブ2本差(※一つの穴にです)というドSプレイを繰り出してイかせ、

夏弥「あ、あぁぁ……はぅ、晴樹……晴樹ぃ……」
うつろな瞳で呼吸を荒らげて僕の名を呼ぶ夏弥は。まだヒクヒクと快楽の余韻に身体を震わせている。
でも、その表情は、感情の器を『幸せ』で満たしたような柔らかい笑みだった。
夏弥「すごい……今までにないくらい、気持よかったぁ……やっぱり晴樹がしてくれるのが、
一番かんじちゃうよぉ……」
晴樹「まったく、夏弥は世話がかかるなぁ」
夏弥「あたしをこんな風にしたのは、晴樹だもん……みーんな晴樹が悪いんだからね……んもう」
晴樹「……はいはい」
苦笑する僕だったが、夏弥の言葉にどこか安堵を覚えていた。


可愛い。最後の「んもう」と素に戻るところが特に可愛い。
勿論日常シーンでもデートイベント等を通して、夏弥の可愛さが表現されています。
終盤のシリアスシナリオも夏弥の弱さに焦点を当てた出来がいいものになっています。

通草
ルートなんて無かった……。
一応Hシーン3個あります。なかなかの出来の短いシナリオもあります。

3、感想
発売前は体験版の発表の遅さから不安もあったが、結局かなりの当たりだった。
エロだけでなくキャラも大事にしてるのが好印象。GSSなんてシステムをつけてるくらいだし。
通草もキャラとシナリオは良かったのに…妹とゲーム大会にでるだけのシナリオだけど
思わず双子の妹がいない自分の人生を呪ってしまう出来であったよ。
FDを強く希望したい。アフターと3Pルートもつけて。
√別の感想としては、文香のシナリオはあまりにも普通過ぎて、このゲームで
そんなんでいいのかと思ったが、まあ悪くはなかった。
逆に夏弥はびっくり。そうきたか~。まさか夏弥が◯◯◯◯だったとは。
◯◯◯◯に何が入るかはシナリオ解釈によって違うと思うけど、
僕的にはカタカナ4文字です。ええ。でも面白い設定だと思う。
シナリオは安易に主人公が◯◯◯れたのはどうかと思うし、結局何も解決していないオチで
あったがなかなか楽しめた。
あ、催眠CDの出来は良くなかったです。収録時間20分しかないし、導入適当だし、
イメージ難しいし、早漏用だし。まあこんなもんか。