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あま恋シロップス レビュー

あま恋シロップス 73
1、概要
発情をテーマにした萌えゲーよりの抜きゲー……というようなものを期待して僕は本作を購入したのだが、プレイしてみると萌えゲーとしても抜きゲーとしても中途半端なところがある印象だ。まず萌えゲーとしてはシナリオのボリュームが明らかに少なく、また恋愛描写も物足りない。一方で抜きゲーとしてみるとHシーンの数が、ひとりあたり8シーン(13HCG)*4人でボリュームが物足りない。とはいえHシーン自体の質は高く、エロにかなり力を入れていることは様々なこだわりから感じられる。ボリュームが足りないことを覚悟して、あくまで抜きゲーと購入するなら良作たりえる作品だろう。可愛い絵で濃いエロをやるというコンセプトを見事に達成している作品であるように思う。

2、萌えゲーとして見た場合
個別シナリオが短い。それに尽きる。共通ルートの構造も問題だ。共通シナリオの中にヒロインの選択イベントが挟まる形式なのだが、共通の終わりに主人公とヒロインがくっついてしまうのである。よってそこまでの積み重ねが足りていない。最初からヒロインは全員主人公に明らかな好意を示してはいるのだが、何故主人公がそのヒロインを選んだのかというところを短い選択イベントでは表現しきれていなかった印象だ。それでいて個別に入るとすぐイチャイチャし出すので、シナリオに乗れない。ヒロインの可愛さはそれなりに表現出来てはいるが、ただ可愛いヒロインを見たいのなら萌えアニメでも見れば良いのであって、萌えゲーならば恋愛等を上手く使ってプレイヤーを萌え狂わせて欲しいと思うのである。

3、抜きゲーとして見た場合
シーン数が少ないことは最初に述べた。しかしそれに目を瞑れば本作はなかなかの抜きゲーだと言えるのではないか。公式ページを一見すると、量産型の絵が可愛くてHシーンが多いだけの抜きゲーにも見える。発売前の宣伝でも、「こんなに可愛い絵で濃いエロが見れるんです!」といった感じで絵だけゲーなのかなあという感じもした。しかしながら、本作は絵以外の要素も抜きゲーとしての自覚とこだわりを持っていたように思う。

(1)シーンのエロ傾向
全体的な傾向として、発情がテーマなのでヒロインのエロさを強調するようなシーンが多い。具体的にはヒロインにエロく責められたり、誘い受けだったり、見せつけてくるようなシーンが多い。実は発情してHに及ぶシーンは全体の半分程しかないのでそれ目当ての人は注意。

(2)CG・演出
まず絵が可愛い。可愛いだけでなく表情もエロい。エロを盛り上げる差分をうまく使っていて、下着の濡れ差分、自分でおまんこを開く差分、足を開く差分、クリ攻め差分等こだわりを感じる。主人公の顔をCGに入れるのはやめてほしかった(全体で4枚程しかないが)。流行りのカットイン演出もあり、主人公の乳首にヒロインがしゃぶりつくカットインと舐めるカットインが両方用意されているのには乳首攻められ党員として感動した。また着衣Hにおいて服をはだけさせる差分が多い。

(3)シチュ
足コキ、電マ、オナホコキ、脇コキ等色々用意されている。そして、これが本作の最大の長所だと思うのだが、シチュの見せ方が工夫されていてうまい。例えば足コキのシーンでも、ただ足コキするのではなく、みんなとテスト勉強してる中こっそり机の下で足コキをする。それだけでなくシーンが進むと、まんじゅう様が術で服を透視させてくれて、ヒロインが巫女服に手を入れてオナニーしているのが見えるというオナニー足コキシチュに派生する。この相互オナニー的足コキシチュのエロさがたまらん。服透視によってヒロインの全裸が自分だけ見える背徳感もいいねえ。他にもオナニーシチュでただヒロインがオナニーするのでなく、主人公の足の間で胸を揉まれ、指をしゃぶりながらオナニーする。このときわざわざ最初はヒロインの足を閉じておいて、差分で開かせるこだわりがえらい! 更に例を挙げれば、手コキシチュでは主人公の乳首攻めを絡める、フェラシーンでは定番となった途中で他のヒロインが来てこっそりフェラするアレをやる等、シチュをエロく見せて飽きさせないための工夫が多い。ただし本番はやや単調なシーンが多い気もする。

(4)テキスト
とりあえず卑語が多く、おまんこがきゅんきゅんするだの子宮が精液欲しがってるだのといったセリフが多いので満足。

(5)日常シーンとHのカンケイ
これはダメ。発情ゲーなのに、次はこのヒロインが発情する番だな的ノリで書かれたような、脈絡のないHシーンが多い。ひとつだけ、主人公が射精した精液でパンツを汚されたまま一日接客や日常を過ごすという神シチュはあった。こういう日常からエロい気分になれるような描写をもっと増やして欲しい。

(6)総評
絵やテキストが突出してエロい訳ではないが、各要素のこだわりと工夫でエロいシーンが出来上がっている。ボリュームさえあれば手放しで褒められたのに……。4人ヒロインならせめて10シーン欲しかった。

4、その他
ハーレムはないよ。サブはこころと小夜の3Pが1シーンだけ。
鈴のシナリオは短すぎて評価出来ないものの、もし長ければハートウォーミングロリ妹シナリオの傑作だったと思う。次のCUBE作品はこのライターをメインにしてくれ。もうひとりのライターは会話やシナリオが理屈っぽすぎるというか説明的すぎるというか、もっと萌えゲーなんだからヒロインの感情を前面に出したシナリオを書いてくれ。
個別感想を書くと、鈴は良シナリオで兄妹の絆と日常を描きながら、そこからの可愛さや小悪魔さが出ていて非常にエロい。つゆりは幼馴染のぽわっとした空気から、発情すると女に変貌するのがエロい。穂積は例の足コキとオナニーがあるだけで満足。アンはなんかコンセプトが曖昧でいまいちエロくなかった。

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