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ももいろ性癖開放宣言! レビュー

ももいろ性癖開放宣言! 65

とりあえず3行で要約してみた。

HシーンはエロテキストCG共にほぼまともなのだが、
全体的に未完成感が漂う。
性癖開放というコンセプトはあまり生かせていない。

シーン数は各ヒロイン9とその他9で54。
CG数各ヒロイン17とその他9で94枚、そのうちアニメが28とこっちは多いように
見えるが実はエロCGが(アニメ含めて)各ヒロイン9枚か10枚しかないのだ。
1月の世界と世界の真ん中ででさえ一人10枚のエロCGがあったんですけど……。
もっともあっちはヒロイン4人だったけど。

というわけでやる気が出ないので以下ネタに走ることを許して頂きたい。
僕はこのゲームそんなに悪くないと思ってるので以下はあくまでネタである。
が、書いてあることの事実は事実である。(推測は推測。脚色は脚色)


K○TY選評風「ももいろ性癖開放宣言! 」レビュー

(1回こういうの書いてみたかった)

2014年4月の消費税増税に伴って、3月のエロゲ界はまさに嵐であった。
CG35枚と糞シナリオによって核爆発を起こした銃騎士と、
ログインすらできないというゲーム未満の問題作、カスメオンラインを筆頭に、
バグを取りきれずに発売したひこうき雲、特典パッチがDLできないクロデ等、
その嵐は良作にさえ及んでいた。
そしてそんな中あのsealが黙っているわけはなかったのだ。銃騎士の核爆発の影で、
ひっそりととある魔獣が開放されていた。「ももいろ性癖開放宣言! 」である。

本作の舞台は、性文化にオープンになった未来の日本だ。
主人公は性教育の落ちこぼれとなった5人のヒロイン達の性癖を開放させるため、
お嬢様学園に講師として編入することになる。
本作の売りは「性癖開放」で、各ヒロインが独自のマニアックな性癖を
主人公によって開花させられるのだが、
結局このコンセプトを完遂できたのは竜胆先輩だけであった。

さて早速筆者の体験した順番通り各ルートを見ていこう。
まずは幼馴染キャラである華恋ルートをやったのだが……
これが全く酷いルートで、まず日常テキストが殆ど無い。
しかもOHPによると、彼女は体臭フェチの性癖を開放されるはずなのだが、
むしろ本編ではアナル担当というイメージが強い。
まあ筆者はエロシーンスキップして進めてしまったので詳しいことは書けないが、
回想集といっても問題ない出来だった。

次にプレイしたのは、不思議少女の神楽ルートだった。
このルートは少なくともちゃんと非エロテキストの量をちゃんと用意しており、
その質も問題ない。
神楽ちゃんの可愛さとエロさを堪能出来てそこまで悪くないルートだった。
が、相変わらず性癖開放はできていない。
彼女はザーメンフェチになって精液を求めるはずなのだが、
しょっぱなのシーンから精液美味しいと言っているので、
性癖を開放している感じがしないのだ。
またフェラシーンも3回しかないので、どうもザー飲フェチといった感じではない。
ただし本番シーンで中出しをせがむシーンが多いので、子宮で受けるのも含めた
ザーメンフェチなのかもしれない。どちらにせよこのルートはなかなか抜けた。
最初はエロにあまり興味なさそうな神楽が、
淫らに精液を求めるようになるのはなかなかエロい。

ところでこのルートを進めていると奇妙なことに気付いた。
神楽の双子の妹でありシナリオでも重要な位置を占める音羽ちゃんが喋らないのだ。
3人でいるときも何故かほとんど喋らず、喋っても地の文で
「音羽ちゃんは○○と言った」等と処理される。
音羽の病気がシナリオの主軸となるのだが、
「音羽ちゃんは苦しそうに咳き込んだ」等と地の文に表示されるのみで
ボイスが無いため全く迫力がない。結局音羽が喋るのは
クライマックスの感動シーンと3Pシーンだけだったのである。
また、他のヒロイン達は喋っても何故かボイスが付いていない。
公式ホームページにヒロインフルボイスと書かれているにも関わらずである。
何故こんなことが起こったのかは次のマオ姉ルートをやると推測することができた。
まずマオ姉の過去を華恋に聞くシーンがあるのだが、
何故かそれが授業中の手紙のやりとりで処理される。
そしてクライマックスのシーンでは、マオ姉が今までの成果を試験されるシーンが有るのだが、
なぜかその試験のシーンでマオ姉は「うん」とか「……」とか首を振ったとかしか喋らず、
そのあと普通のエロシーンが始まる。
これらの事柄が強烈に示唆しているのは、どうも本作のシナリオの一部は、
音声収録の後に書かれたのではないかという疑いである。
つまりこのゲームは先に音声を収録しておいて、そのあとにシナリオを考えるという
キメラ的作品だったのだ!
特に衝撃的だったのは神楽の5回目のHシーンである。
このシーンは愛撫したあと正常位で挿入するシーンで、
正常位のアニメーションまで付いているのだが……
シーンが始まると、ひとしきり愛撫したあと、「ベッドに寝かせ、M字開脚をさせた」という
文章が流れる。だがその僅か5クリック後、
「神楽ちゃんは後ろを振り返って俺に、ちゃんと中まで入ったことを報告してくれる」
と出て、プレイヤーを激しく混乱させる。その後も
「幸助先輩とのバック感じちゃう、……♪」
等と正常位のアニメを流しながら連呼するのだから酷い。
互いに食い違う、テキスト、CG、音声をなんとかキメラ的にまとめたのが本作といえようか。
(まあCG面ではこれ程のものは無いけど)

何故こんなことが起きてしまったのか。
まず考えられるのが、ライターが逃げたという可能性だ。
本作の最初のPVを見るとこのゲームのライターは
leimonZ, 須々木鮎尾ということになっている。
が、今の公式ホームページではなぜかライターは
leimonZ、水無月セツオと表記されており、
エンディングクレジットでは
水無月セツオ、科、犬狂い、電脳詐欺となっている。
最初はいなかったセツオ氏が何故かトップにクレジットされており、
最初にトップだったleimon氏は何故かクレジットされてないという意味不明の状況である。
このような混沌的状況が作品に影響を及ぼした可能性は高い。

さて残った3ルートを見ていこう。次にやったのはマオ姉ルートだった。
このルートはシナリオは姉に萌えさせながら、姉弟愛をギャグ混じりに書いた良シナリオで、
終盤のキメラ展開もうまく誤魔化せている。
エロは相変わらず性癖開放を半ば無視しているが、
まあ道具より本番のほうが需要があるということか。

そして次の竜胆先輩ルートは文句のつけようがない出来で、
キメラ展開も何故か存在しない。
それどころか、何故かこのルートにだけ出てくる男の声付きサブキャラが出てくるのである。
他のルートではヒロインですら喋れないというのに。(このルートはなぜかヒロイン全員がちゃんと喋る)
またこのルートだけは性癖開放がまともに機能していて、
マゾっけが開放されていく先輩がエロい。
ひとつ文句をつけるとしたら個性的すぎるライターのテキストだろうか。
だいたいこんな感じで、オノマトペを多用してくる。
(アナルに指を入れたシーンで)「先っぽだけ入った指をクンッ!と曲げる」
「先輩の体がビククンッ!と震え、そのままヘタヘタと力が抜ける」
他にもググッ!とかキュルルン!等謎のオノマトペを多様して笑える。

そして最後に残したのは千鶴ルートであった……。
筆者はこのルートに一番期待していた。なぜなら体験版でこのヒロインのHシーンを
水無月セツオ氏が書いているのが分かったからだ。
水無月氏はねちっこい攻めと、リアリティを気にしない独特の性器、
子宮描写で知られるライターである。
このルートは彼が書いているのか、素晴らしい出来栄えだ。千鶴の露出癖が開放され、
乱れとろけていく様を非現実的なまでの、子宮、性器描写で表現した性的傑作で、
日常テキストも性癖開放しつつヒロインと交流を深めていくのがなかなかうまく書けていた。
そう、6度目のエロシーンまではね……。
6度目のエロで遂に千鶴公園で男たちに見られながらSEXし、
自分の露出癖を完全に受け入れる。
ここからさらに何があるのか楽しみにしていたのに……!
そのあとのシーンはなぜか、モブが学園の文化祭について話しているシーンが挿入される。
そう、キメラタイムの始まりである。このシーン以降千鶴はエロシーン以外では、
「う~」だの「うん」だの「うふふ」だのどうとでもとれるセリフ以外ほとんど喋らない。
まるで出来の悪いMAD動画のようなシナリオが続き、伏線を貼っていた母親関係の話も
「千鶴は話してくれた」以下地の文で済まされてしまう。性癖開放させろーーーー!
おそらく千鶴のセリフは本編の他の部分から流用したもので、
例えば告白シーンで「ふふふ」というセリフを僅か7クリックの内に2回使い、
その約20クリック後に再び使い回す。
おそらく8回目のエッチシーンのセリフも他からの使い回しだろう。

このようなことが許されるのか!シナリオを書き直したいならもう一度収録すればいいだけの話ではないか!
MADまがいの行為をしてまで、声優代を節約したかったのか!バイブに電池ぐらいつけとけ!
以上怒りのぶつけどころが分からないままこのキメラ作品の選評を終える。



オチが思いつかなかったので適当に終わらせてしまった。
まあ未完成品だけど、ギリギリ売りに行くラインではない。エロ自体の質は悪くないし、
千鶴前半は凄いし。華恋以外は全員良かった。
というか、エロが良質ならそれでいーじゃん、どこがクソなの?という人もいそう。
でもダメなんだよーー。抜きゲーといえども非エロ部分でキャラに萌えさせたり、
欲望を抱かせたりしなきゃね。

以上徹夜して書いて今起きたので追記しておきますが、
本当にHシーンだけはまともな作品なんです。
おそらくHシーンは最優先で完成させたのでしょう。
また、シナリオもマオ姉との和解シーン等、良いシーンもあります。
ただ竜胆先輩以外の終盤展開がキメラってるだけで、
そこさえなければけっこう良作だったと思います。
終盤だけなら気にすることもないと思う人もいるでしょうが、
実際のところ僕が気づいていないだけで、他にもおかしいところが
あると思いますし、そう疑い出すと他のシーンも楽しめなくなっていきます。
手紙、地の文会話、等でムリヤリボイスなしシナリオを作るくらいなら
普通にシナリオを直して、再収録して欲しかったです。
(僕の推測が正しいならばの話ですが)

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