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ピュアガール レビュー

ピュアガール 75
フロントウイングからこの度発売された、ヒロイン全員変態萌え抜きゲーです。
複数ライターなのでルートの出来の差があり、都には期待しないほうがいいかもしれません
逆に夜霧が好きな人は買っても良いでしょう。
変態ゲーですが、Hシーンはあまり変態的ではありません。
絵が好きで萌え抜きゲーが好きな人は買っても良いでしょう。
(※10/1レビューに追記を行いました)


1CG  全体  HCG  SD
夜霧  22   14   3
そら  22   14   3
京都  22   14   3 
鈴   22   14   3
etc   12    6   4
合計  100   62  16
(全体はSDを含んだ数です)
こんな感じです。CGの質は高いと思います。
ちなみにetcのHCGの割り当てはハーレム4、
れもんちゃん1、会長1です。

2システム
CS2です。なかなか充実していて困ることはないと思います。
設定画面が3つに分かれているのが気になりますが。


3音楽
KOTOKO&佐藤ひろ美のOPと茶太のEDを備えています。
BGMはいかにもElements Gardenといった感じです。


4ルート構造
まず体験版部分のプロローグをしてから、各ヒロイン一人ずつに焦点が当てられ、
そこで1回ずつHシーンをします。(本番ではない)。
それが全員分終わると凄く分かりやすい選択肢で個別に突入します。


5各ルート別レビュー(H以外)

最初に言っておきますが、このゲームはメインヒロインが4人、メインライターが4人、
つまりルートによってライターが全て異なります。
ライター陣はレベルが高いので(かづやを除く)大丈夫かと思っていましたが……。

ちなみに共通の後半部分の各ヒロインとHしていくところは、
個別のライターが書いているようです。
前半の体験版部分はおそらく夜霧の人だと思います。

1京都ルート
一番期待していたルートでしたが、ああ……。
複数ライターの弊害というお決まりのフレーズが頭をよぎりました。
雑誌に担当はかづやさんだと書いてあったらしいです。未確認情報ですが。

まずルートに入った途端(正確には共通後半の京都パートも)
主人公がパープルあたりを彷彿させる、無個性で人間性を感じさせないキャラに
成り下がってしまったことが問題でしょう。

さらにプロットも悪いです。
個別突入即恋人なのはまあいいとしておきましょう。
都の恥ずかしがり屋克服のためにいろいろやっていくというシナリオですが、
まず恥ずかしがり屋をなおすそもそもの動機が薄い時点でもう冷めてしまって、
ライターの説明的で稚拙なテキストもあって、物語にのめりこめません。
ギャグも個人的には。笑えません。

いちおう都はキャラデザもあって可愛いし萌えるのですが、
個人的にはプロローグ部分のほうがこのルートより、
妹の親友で後輩という関係性をうまく表現できていて可愛かった
ように思えます。


2鈴ルート
都で絶望した僕は、気を取り直して、鈴をやりました。
和泉万夜が書いたようです。

都と違ってシナリオもテキストもギャグもなかなかです。

プロットは、主人公が恋愛感情を理解できない鈴先輩を
なんとか攻略しようと頑張って行って、
徐々に鈴先輩も変わっていく、という内容です。
これはこれでまったりしていてよいのですが、
オチはかなり強引なので賛否が分かれるでしょう。

鈴先輩の変化も振れ幅が少なく最終的におっとり先輩のままなので、
ベタベタな萌えやイチャラブ的にはあまり良いとは言えないでしょう。

また鈴先輩に変態性は期待しないほうが良いです。
最期までやっても何が変態なのか分かりませんでした。
多少露出好きのようなところもありましたが、1シーンだけですし、
夜霧と被っていますし。
好きでもないのにHしてしまうのは変態と言えなくも無いですが。
変態というより感覚が違う変人ですね。


3そらルート
この時点でこのゲームを予約買いしたことを軽く後悔しかけていましたが、
そらは可愛かった。

全編主人公とバカ妹のギャグ日常で構成されており、
笑えるし、萌えます。

主人公の心理描写が薄く、お前妹とHしてんだからもっと何かあるだろ!
とツッコミたくなります。
しかし、心理描写は薄くとも主人公のそらに対する優しさが
プレイヤーにも伝わってくる様なテキストになっています。
そらが主人公のことを好きだということも伝わってきて、
兄妹の萌え萌えな関係性をうまく表現できていたと思います。

最後にはオチもありますが、まあお約束ながら悪くなかったと思います。

問題は恋人になったら即ENDなので、イチャラブ分が殆ど無いことです。
恋人モードのそらは恐ろしく可愛いのですが……


4夜霧ルート
メインっぽいからという理由で最後に回し、期待していなかった夜霧ですが、
このルートだけ他とは格が違うように感じられます。
シナリオ、テキスト、ギャグ、萌、主人公、イチャラブなどなど全て良いです。
AVマスターでオナニストというネタの領域に片足突っ込んだキャラなので、
うまく書くのは大変難しかったと思われます。

プロットは夜霧とエロいことをしている内にお互い惹かれ合っていき……
という感じです。

このゲームで唯一恋人になる前と後が両方語られているルートで、
夜霧のツンとデレの落差が凄く、イチャラブもあります。

主人公は前向きで夜霧の毒舌にもめげず、積極的に夜霧に関わっていきます。
ギャグは半分滑っていますが、テンポ良く進むのでそれを感じさせません。



6イチャラブ
恋人即EDのそら、鈴は論外。都も厳しい。
夜霧はなかなかです。量はそれほどでもないですが、瞬間風速は高いと思われます。
バカップル化もしますし。


7Hシーン
シーン数は
夜霧 11 そら 10 鈴 9 都 8 れもん 1 会長1 ハーレム 3
ルートの出来の順にシーン数が多いのは偶然でしょうか。
HCG数自体は全員変わらないのですが……
複数ライターはいろいろな傾向が楽しめるので、エロにおいてはプラスになると
私は考えます。もちろん全員の能力が高いことが前提ですが。
今作はエロに関してはどのライターもレベルが高いかと思われます。


即恋人になるので、個別では全体的にHを繰り返すことになります。
さんざん貶しましたが、エロは悪くないです。
むしろ個人的には一番好きなような気もしてきました。
相変わらず、説明臭いセリフが多いものの、
シーンの内容自体はエロいです。
ちょいSな都ちゃんがなんともエロいです。



傾向としてはやはりフェラが多く、4回あります。
本番は6回です。



鈴先輩はHに抵抗が無く、前半は主人公が毎回誘われてHしちゃう感じです。
後半は主人公側から誘い、受け入れてもらうといった流れです。
無垢だけどHな鈴先輩がとてもいやらしいですね。

和泉万夜氏の和姦エロテキストは説明できませんがエロいです。
おそらく単純に描写がうまく、臨場感があるからだと思います。

傾向としては道具を使ったシーンが多く、
フェラは2回、本番は5回です。


そら
毎回バカな妹におバカに誘われてHしてしまうといった流れです。

エロテキストは言葉を重視していて、卑語が多く、
Hなおねだりや告白を言わせたり言わされたりする場面が多いです。
日常のじゃれあいの延長のようなHシーンとの対比を狙っているのでしょうが、
少ししつこい気もしました。

フェラ2、本番6です。髪や足コキも搭載しています。


夜霧
序盤は夜霧の性的好奇心により、責められるシーンが多く
その後は恋人になってイチャラブHを繰り返す、という流れです。

責められる方は3シーンだけですが受けシチュとしてマゾの僕も納得の出来です。
その後は夜霧がハートマークとばしまくって乱れまくる感じのテキストです。
この部分は本番ばかりで少しワンパターンなのが気になります。

フェラ 2 本番 7です。

ハーレムは年少組ダブルフェラと年長組3Pに5Pの合計3シーンと体験版のオナニーです。
サブキャラにも一つずつあります。


全体的に変態ゲーを名乗る割にはおとなしめです。
特にそらは普通の萌え抜きゲーとたいして変わらず、夜霧は普通のSEXの割合が多いです。
もっと夏めろのようにプレイヤーが引くぐらいはっちゃけて欲しかったです。
一応夜霧と都の一部シーンには引きましたが、普通のシーンの方が多かったです。
何故かコンドームを使ったシーンが多かったのが印象に残りました。


8受けシチュ
僕の趣味ですシーンのネタバレを含みますので、反転して読んでください。



体験版パイズリシーン 各自で確認されたし
コンドームをつけられてフェラされて、生フェラを「おあずけ」される

鈴先輩
テキストは受けシチュっぽくはないが一応オナホ責め
主人公へのお仕置きで焦らされ手コキ

夜霧
言葉責めされながらオナホコキ
コンドームをつけられて素股


全体的にテキストは脳内彼女と普通の萌えゲーの中間ぐらいの受け度だと思います。


9総評
変態というコンセプトを核にしてキャラ、シナリオ、エロを作っていくものだと
思っていましたが、
まずキャラとシナリオで見ると
都は変態性より、恥ずかしがり屋克服にスポットがあたる。

鈴先輩は裸で日光浴をしたり、好きでもないのにHしたりするが
常人と感覚が違うだけで、変態とは感じられない。

そらはエロゲーが好きなだけ。(そもそも近親相姦は変態ですが)
もともと妹キャラはエロいことが多いので新鮮味もない。(第一某妹のパクリでは?)

夜霧は唯一変態性を生かしたキャラ立て、シナリオを出来ているが
オチが着地に失敗している感があります。

一方エロを見ると
都はぺろぺろがうまい設定がフェラをエロくしているが、
ぺろぺろして発情するような描写がシーン内に少なく、
設定だけで終わってしまった印象がある。

鈴先輩は設定を生かしてエロいけどそもそも変態でない。

そらは設定からエロゲーの妹キャラになりきったHが2つあるが
これはどうかなあ……そのままのそらのほうが可愛いと思いました。

夜霧は序盤はSなだけだし、他も本番偏重でただ乱れるだけなシーンが
多かった印象がある。

と、言うわけで変態設定が生かされていないと思うわけです。
そして変態設定が機能しないとこのゲームのオリジナリティがなくなって
ただの絵がいい抜きゲーになってしまうんですよね。
それに共通のテーマがない複数ライターシナリオのせいで
いまいち全体に統一感が無い気がします。

このレベルの欠陥はライターのせいというよりディレクターの責任が重いと思います。
全体的に複数ライターがうまくまとめきれていないところが多いです。
ライター間の整合性もあまりとれておらず、例えば都ルートでだけ、
主人公に選ばれなかったそらが泣いてしまうシーンがありますが、
他のルートではむしろ主人公を冷やかしてきます。

一番酷くて笑ったのが共通後半のそらパートにおいて、
主人公とそらが葛藤背徳感一切無しでゲーム感覚で素股した翌日に
都パートになりライターが変わって、そらが背徳感の無い妹ゲー
を批判するところです。
お前が言うな!と突っ込んでしまいました。

逆にルート間で共通しているのは、このゲームにシリアスな場面が殆ど無いことです。
もしかしたらディレクターがシリアス禁止令を出していたのかもしれません。
そのせいで都ルートのぬるい成長物語的展開や、
そらルートの近親相姦葛藤完全排除、鈴ルートのヤマの茶番
などが生まれてしまったのではないでしょうか。
そしてそう考えるとこのゲームに変態的なシチュがあまり無いのも、
ディレクターが万人受け(笑)するように指示を出したからではないでしょうか。
まあこれは僕の妄想に過ぎませんが。



普通の萌え抜きゲーとしてみると、絵が良いので良作だと思います。
逆に絵が悪ければ駄作扱いしていたかもしれません。
もう少し独自性を出して欲しかったです。



10後書き
新作のレビューを書くのは初めてなので、緊張します。
このレビューを書いている当時はエロスケに感想が一つしかなく
2chを見ても都ちゃんエロ可愛いぐらいの感想しかありませんでした。
そんな中長文を投下するのは、まだ誰も踏んでいない雪に足跡をつけるような感じで
気後れしてしまいます。
そんなわけでもしみんな都ルートを評価し夜霧ルートが気に入らなかったらどうしよう
と思ったので、初めてネタバレ感想を書いてみることにします。
根拠を明確にしておけばまあとりあえず大丈夫でしょう。
続きを読むで見てください。



ちなみに推奨攻略順は美味しいものを残すなら夜霧を最後に、後は適当で。さ
以下ネタバレ








夜霧ルートと都ルートの比較により両者の良い所とダメなところ
を浮き彫りにしたいと思う。
主人公の差はいろいろ言いたいが個性ということにしておく。

まずどちらも無駄シリアスを廃していてイチャラブゲーよりではあるところは
個人的には歓迎したい。
ただ無駄シリアスを排除したシナリオは普通より難しい。
どちらのルートもぬるい成長物語要素をシナリオに組み込んでいるが、
上で指摘したように都の恥ずかしがり屋を直す動機が薄く、
そもそも物語にのめり込めない。
一方で夜霧の成長はむしろ主人公と夜霧の恋愛物語が展開していく中での
変化として感じられるので、自然に受け入れることができる。
さらに言えば夜霧の場合普段の性格から変わるので分かりやすいということもある。

恋愛要素を比べると都の方は即告白してしまうわけだが、
引き伸ばしても仕方ないので、これは良い判断だと思う。
夜霧のほうはベタベタうざい主人公と夜霧の距離が近づくのを
割りと自然に描けていたと思う。
分かりやすい差としてはヒロインが主人公に惚れる理由だろうか。
都は過去イベント一本でそれが済まされてしまうのに対し、
夜霧にもわりと分かりやすい救出イベントがある。
しかし、我らの夜霧さんはそれだけで惚れるほど単純ではなく、
その後もいろいろ主人公のアプローチや夕陽イベントがある。
しかしこういうわかりやすいイベントのお陰で、毒舌三昧の夜霧がデれることに
プレイヤーに対し説得力が生まれている。
ちなみに、そらは日常描写で兄妹の関係性をうまく表現して説得力を出していた。

変態についても同じことが言えて、都ちゃんがなぜぺろぺろが好きなのかは
物語中で描写されないが、夜霧の方は本人は否定するものの
一応の理由っぽいものがある。
もちろん変態性に明確な理由などないほうが普通であることは確かであるが、
物語的な説得力という意味ではあったほうが良いだろう。
プレイヤーの脳内で勝手な妄想説明をつけるためにも
曖昧な理由らしきものを置いておくのはおもしろいと思った。

あまり関係ないが名作「ゆのはな」のほなにーは一見明らかに清楚っぽいキャラなのに
実際はオナニー三昧のキャラであった。
しかしほなにーには、ファザコンだったが父親は故人、村の中に同年代の男子無し、
鍵付きの自室のなかでネットをやっている、爺に尻を触られるなどなど
実はエロい伏線と状況証拠が山ほどあったのを思い出す。

オチについてはどちらもあまりうまくないと思う。
都の方は展開が読めすぎてへーいい話だねーー(棒読み)という感じだが、
夜霧の方はいまいちそれをオチに持ってきた意味がわからなかった。
ただエピローグにおけるタイトルの解釈にはかなりの差が出ていたと思う。
都の方は唐突で、それでまとめたつもりかと失笑してしまうほどだが、
夜霧の方はうまく捻っているうえにシナリオと関連していて、
このゲームの最後を飾るのにふさわしい文だった。

イチャラブについては、そもそもイチャラブを成立させるにはキャラクターに
恋人か前と後にある程度の変化が必要なのだが、都にはない。
逆に夜霧にはありすぎて困るほどである。

一番重要かもしれないエロとシナリオの関係については、
都の方はシナリオとエロが殆ど関係してこなかったのに対し
夜霧はちゃんとデレという形でエロを演出している。
特に猫Hシーンの変身っぷりは凄まじい。

……がしかし、僕が好きなのは都のエロのほうだ。
夜霧のようにハートマーク飛ばして乱れてるだけのHシーンは
個人的には好きではないからだ。
客観的にもダメな気もするが、レビューが出そろうのを待たないとわからない。
一方都の方は色々試していてマゾには嬉しかった。


最後に批判ばかりではアレなので僕の理想の都シナリオを公開してみる

起 主人公にちょっとしたきっかけから思いを伝え、結ばれた都。
承 公認カップル状態でイチャイチャして幸せ生活を送るが、
転 徐々に都の変態性がエスカレートして行き、遂に主人公にドン引きされてしまう。
結 しかし、周りの陰謀により主人公に遂に変態性癖が目覚めお互い様END

これだとプロットに分かりやすい方向性がありませんね。
後輩キャラという関係性も生かせていません。
結に必然性がないのも気になります。
やっぱりシナリオは難しいですね。批判ばかりしてごめんなさいかづやさん。

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