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妹スパイラル レビュー

妹スパイラル 90
遂に妹スパイラルが発売されました。長かった……。
待たされただけあって、個人的に今年のゲームではベスト・ワンな出来です。
(というか僕のレビューした萌えゲーの中では最高点ですね。)
ぶっ飛んだ設定とノリの良いバカテキストとエクストリームなHシーンで笑えるだけでなく、
シナリオも面白くしっかり萌えることの出来る萌えゲーの傑作です。
人を選ぶゲームだとは思いますけど、僕は大好きです、このシリーズ。
(このレビューは少しだけ未完成です。具体的にはルート別感想がまだ書けていません。)

1、グラフィック
枚数91枚。概ね問題ないし、キャラデザも好きなんですが、
5,6枚作画崩壊したHCGがあるのが気になりました。

2、シナリオ
まずは設定の紹介をしましょうか。
現実世界と主人公の3つの夢の世界が次元融合して、このままでは世界が滅ぶ。
それを防ぐには愛のパワーが必要なので、妹一人を選んで恋人にならなければならない。
愛のパワーは主にセックスで発生しますのでよろしく。
と、こんな感じの設定です。

ヒロインは現実世界の生き別れ妹、睦土美。
超能力世界からやってきたスーパーサイキッカー妹、霞空。
ファンタジー世界からやってきた魔法使い妹、凛火。
SF(未来)世界からやってきた科学者妹、水那。
そして次元融合を止めるために宇宙から派遣されたシスタノイド、千風悠。

まあぶっちゃけヒロイン構成がハルヒのパロディで、バカゲー的な設定です。
パラレルワールドから妹が来る作品はいくつか有りますが、
本作は夢の世界という設定なので、お兄ちゃんが完全に同一人物なのは
良かったかなと思います。
5月発売のゆめこいはパラレル妹が自分の世界のお兄ちゃん大好きなので、
ちょっとヒロインに尻軽感のようなものがあったりしましたので。

さて、今までの説明で、読者諸兄はこのゲームをただのギャグゲーだと思われたでしょう。
しかし、ここではっきりしておきますが、私はこのゲームのシナリオは、
「◯◯ゲーにしては」とかつまらない枕詞を付けずとも、優れていると思っています。
このおバカな設定も「エクストリームなHをシナリオに散りばめつつ、妹との恋愛描写を
主軸にしたシナリオを作る」という目的を考えるとかなり合理的です。
また、お兄ちゃんは夢なのでパラレルの記憶はないが、妹達はお兄ちゃんの記憶を
持っているという設定があるので、妹スタイル、スマイルとはまた違った兄妹関係を
語ることに成功しています。

設定の話はこれくらいにしましょうか。
とりあえずメインのライターが書いていると思われる、霞空、千風悠、凛火の
3人のシナリオの話をします。
基本的にどのシナリオもおバカでノリの良いテキストで進みます。
擬音とパロディを多用したテキストは賛否が別れるところでしょうか。
しかし、そんなテキストでも語られるシナリオは意外とマジメなのが侮れないところです。
一番出来が良いと思われる千風悠√のシナリオを例に説明します。
千風悠は主人公が妹を選べなかった時のために宇宙から派遣されたシスタノイドで、
主人公は妹を選べず、妥協的に千風悠を選んでしまいます。
一方で千風悠の方も、愛のパワーのために派遣されたのにも関わらず、
実は愛というものを全く理解していなかったのです。

水那「千風悠兄さんのこと好き?」
千風悠「はい、好きです」
水那「どうして?」
千風悠「どうしてもこうしても、私は皆さん妹達の情報を元に作られているわけですし」
千風悠「つまりそう設定されてるからでーす!」
ココロ「おーいいっスねえセイジさん、専用のダッチワイフだよダッチワイフ」
どうしてこの妖精はさ、こんなにさ、下世話なのさ。
聖司「ファンタジーからも宇宙からも夢や幻想ぶち壊されて、
俺もうそろそろSAN値尽きそう」
千風悠「そうそれココロさん、言い得て妙。私はお兄ちゃん専用のダッチワイフ!」
(妹スパイラル本編より引用 以下同様)


こんな二人の間に愛のパワーなど生まれるはずもなく、主人公は千風悠といろいろ
恋人っぽいことをしてみるが全て糠に釘。
結局やけっぱちでセックスしてしまうのでした。
んで微量の愛のパワーはセックスで得られるようになったものの、
千風悠は愛=セックスという勘違いを強めてしまいます。
しかし、主人公は千風悠を好きになり始めていて……

ココロ「それに、セイジさんなんだか入れ込んでいるように見えるッス」
聖司「入れ込む、ねえ」
ココロ「セイジさんは、チフユさんのどこがいいんっスか?」
聖司「どこが……う、うーーん」
ココロ「顔が可愛い以外で」
ぐっ……。
聖司「……千風悠ってさ。いつも笑ってる印象だったんだ」
ココロ「笑ってる……そうっスか?」
聖司「いや、そうでもないな自分で言っといて。なんというかさ、
だいたいいつも脳天気で、宇宙だなんだの話ばっかりで、笑顔か真面目な顔、
そんくらいだっただろ」
ココロ「ああ、それは確かに」
聖司「でもさ、あいつ落ち込んでたんだよなぁ。選んだあと、上手くいかなくてさ」
聖司「落ち込んだり、ほっぺた膨らませて拗ねたり、呆れたり、不安そうに顔を覗きこんできたり」
聖司「ほんのちょっとだぞ?あいつと出会ったのも、こういう関係で始めましょうってスタートしたのも」
ココロ「……………」
聖司「たったこれだけの期間で、こんだけ色んな顔が見られたんだ。なら、なんとかなるんじゃないかなって」
ココロ「はぁ。やっぱりセイジさんはセイジさんか」
聖司「な、なんだよ。もうこれは俺の意地なの!」
ココロ「恋人を合理的に選んだことへの後ろめたさ?」
聖司「……誠実であろうとは思う。もう選んじゃったんだから」
聖司「とにかく俺は!セックス=いちゃいちゃだと思っているあの勘違いを正すんだ、分かったか!」
(中略)
分かってる。色んな顔が見られるからったって、そんなの見通しで、理由じゃないってことくらい。
……理由は……顔が可愛いからだ、きっとそうだ。
ちくしょー。ほんっとめんどくさい女の子だな、あの深淵の手先め!


そして、少し後に千風悠を選んだ本当の理由を聞かれ、主人公が陸土美と生き別れた経験を
千風悠に話した後のシーン


聖司「……もう、そんなのやだったからだよ」
聖司「千風悠みたいな頑張り屋さんが、どうしようもなくなってて、
しかもそれが恋人だっていうんなら。俺だってほっとけるわけないし……」
俺は陸土美と別れてしまった。
千風悠は違う。もう、恋人なんだ。
聖司「嫌いなんだ。どうしようもないのって」
千風悠「陸土美さんと別れたことを、私でやり直すわけですか?
いや、違うか。そうじゃなくて……うーん……」
聖司「ま、まあ、そういうわけだ!だから俺は、お前に入れ込んでる。
恋人だからってのもあるし、それ以外にも、色々……」
聖司「だって、嫌じゃないか。そのためだけの女の子、なんて。
千風悠は!それ以前に普通の、可愛い女の子だ!」
千風悠「……はいっ」
千風悠「心のこと、よく分かりませんけど……はいっ!」
千風悠「……それで。それは陸土美さんも知っている?」
聖司「当事者だからな。でも、この気持ちは知らないはずだ」
千風悠「わあ。じゃあ、できましたね。2人だけの思い出」
――――え?
聖司「思い出?」
千風悠「はい。というか、秘密?水那さんや霞空さんに言われたじゃないですか。そういうものがあるのが、特別な関係だって」
千風悠「えへへ。愛に一歩近づきました」
…………。
今度、デートにでも行こうかな。
もっと2人だけの時間や、2人だけの思い出を作ろう。


このようにお兄ちゃんは千風悠に「妹」を見ていて、
一方で千風悠は愛がなんだかわからない。
そんな不完全な思いな二人の思いが少しずつ変わっていくようなシナリオになっています。

ネタバレし過ぎてもあれなので引用はここまでにしておきます。
このように愛のパワーのために恋を探していく、
或いは意地を通すために相手を好きになろうとする、
そんな兄妹(?)の逆立ちした恋愛物語が語られていきます。

全ルート通してシリアスはほぼありません。主人公がかなりピンチになったりはしますが、
登場人物がそれを深刻に受け止めないので、少なくともシリアスな空気にはなりません。
近親相姦の葛藤もほぼありません。
でも、主人公と妹の気持ちが少しずつ変わっていくのが日常を通して語られていくので、
退屈はしません。シリアスなしでもちゃんとシナリオは作れるものなんですね。
先ほどの引用したシーンで僕がちょっと感動したのも、
共通√で早く妹選んでセックスしろと連呼する頭のネジが外れたキャラとして
千風悠を描いておいてから、個別に入って愛のパワーが出せないので、
自分の制作意図を満たせないで落ち込む千風悠を描くような日常シーンの変化が
ちゃんと描かれているからに他なりません。
今作は前作の妹スタイルと違って盛り上がるシーンも結構あるので、
より一般向けになりました。

個人的にこのゲームの一番好きなところは、
主人公と妹の感情が良く伝わってくるところです。
さきほどの引用からもわかるように、主人公の妹に対する感情と、
妹の主人公に対する感情がストレートに活き活きと表現されていて、
プレイしている僕も登場人物達の感情の動きに引きこまれていきます。
なんというか、妹達の表情が強く印象に残るんですよね。
後半は常時幸せ状態なので、プレイしている僕も幸せになってしまいます。
ギャグテキストで笑って心が温まってるから、
容易に感情を動かされてしまうのかもしれません。
心理描写テキストも上手いと思います。先ほどの引用で言うと、入れ込むという表現が
主人公の微妙な心情をうまく表現しているのではないでしょうか。

後は主人公も褒めとかなければなりません。妹に対して優しいのはもはや当たり前として、
ポジティブで積極的な人物であることも評価したいです。
流石妹スタイルの「お兄ちゃん」の後継者ですね。

流石にべた褒めし過ぎた感があるので、信者とはいえ欠点も書いておきますか。
まず、一番の欠点はギャグテキストが人を選ぶことです。体験版プレイは必須です。
第二に、上でべた褒めしたのは、共通と霞空、凛火、千風悠の3√だけで、
他の2√はそこまで出来が良くないことです。特に水那は酷いです。
第三に、この3√はどれもちょっと似た展開になってしまっていることです。
設定上愛を最大にするのがクライマックスになってしまいますかね。
まあ展開自体は充分差別化されていると僕は思いますけどね。
妹スタイルが記憶喪失(笑)から同人制作まで幅広い展開だったのでね。
第四に、サブキャラの妖精ココロがいつも主人公と一緒にいるので、
嫌いな人には苦痛だろうことです。
後は説明ゼリフが多いのも気になりますが、まあこれは長所ですか。
スタイルもスマイルもわかりにくいシナリオがあったので。


3、各ルート別感想。
一度レビューが事故で消えて力尽きました。とりあえず一部だけ。

千風悠
本文でも取り上げましたが一番完成度が高いルートですね。
しとろん伝統芸の、
何このヒロイン萌えるとか無理でしょw → 激デレ → 可愛すぎるぅうう!
のコンボが見事にはまっています。
頭のおかしいヒロインだった千風悠が徐々に人間らしく、可愛くなっていく過程に合わせて、
二人の幸せ度とイチャラブ度が上がっていく日常の流れがプレイヤーを引き込んでいき、
序盤をすぎればモニターの前のプレイヤーはニヤニヤしっぱなしになることは、
間違いないでしょう。
本文にも書きましたけど、千風悠の感情がかなりストレートに描かれていて、
泣いたり笑ったり落ち込んだりがよく伝わってくるんですね。
それでいてある程度複雑な感情を説得力ある形で書ききっている海原氏の筆力は
さすがという他ありませんね。主人公のほうの心情もちゃんと書けてますし。

水那
このルートの記憶はほとんど残っていないのでプレイ中に書いたメモをそのまま貼り付けてみる。

ただ書いただけ感
エロ繰り返してるだけ感
悪くはないが良くもない
いくつか問題点はあるが
ひとつ上げるならお兄ちゃんのお兄ちゃん力が足りてない
特に序盤は状況が悪くなってくのを静観してるだけだし

陸土美
本文で褒めた3√程の出来ではないですが、なかなか面白いです、
他のルートに比べて、キャラの掘り下げが足りない気もしますが、
やはり陸土美は可愛いので安心して読んでいられると思います。
このルートは霞空ルートのネタバレ(と言っても序盤にわかることですが)があるので、
霞空より後にやったほうがいいかもしれません。

凛火
再プレイ待ち

霞空
再プレイ待ち

4、エロ
エロは各妹10シーンとおまけ3シーン。
エクストリームなHを売りにしていますが意外に普通のHも多いです。
全体的に本番が多め。エロテキストは喘ぎが多め。
キャラが萌えるので充分抜けると思います。

僕が予約したげっちゅの特典ドラマCDは
凛火、水那のダブルフェラ+陸土美の乳首舐め→陸土美と他二人との本番
なかなかエロく出来てると思います。無理やり6Pしないのが良かったですね。

5、後書き
一回レビューが消えてやる気がなくなりました。
加筆したいですけど、気力が戻るまで待って下さい。

結局完成させられなかったすごく好きな作品なので、いつかもう一度書きたい。

そういえば予約特典のパンツのことを忘れていました。
僕的にはパンツは要りません!
僕はノーマルな人間なので、そもそもパンツの使い方なんて女装系の催眠音声が
どうしても聞きたくなった時につけるくらいしか思いつきません。
しかもアレ予約特典なんですよ。ということは買うときに店員さんが
特典のほうこちらでよろしかったでしょうかーってパンツをカウンターに置いてくるんですよ。
ちょうど僕が買った時はwhirpoolだかどっかのイベントがやっててげっちゅ屋が
混雑率150%だったんですよ。恥ずかしいんですよ!
それでちょっと動揺して特典のテレカを失くしてしまいました。
何故か財布の中から見つかったんで良かったんですけど。
特典なら主題歌のfullが欲しかったという話でした
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